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【ピアスは病院で】開け方や消毒法は?安全な位置徹底解明!!

  • 2018.07.12

いまやファッションの一部として、男女や年齢も問わず、定番になっているピアス。

 

最近では、ピアスの穴あけの場所も豊富で、ピアスの種類もバリエーションに富んでいます。

 

いざ、「ピアスを開けよう!!」と決意しても、どこであけけたら良いの?どの位置に開けたらいいの?痛いの?開けた後はどうしたらいいの?膿んだり塞がったりしないの?などなど、気になる事がたくさんあると思います。

 

初めて今からピアスを開けようとしてる方にも、開いているけどいろいろ疑問がある方にもわかりやすいように、ピアスの穴あけについて詳しくまとめてみました!!

 

 

目次

ピアスの位置と名称は?

耳のピアスには、穴を開ける場所によって様々な名称があり、それによって仕様できるピアスも異なってきます。

ここでは、イラストと一緒にピアスの箇所と名称や特徴などをご紹介したいと思います。

 

①イヤーロブ(通称:耳たぶ)

難易度 ★☆☆☆☆

手軽さ ★★★★★

イヤーロブ(耳たぶ)は、一番ピアスの定番といえる人気の箇所です。

初めてピアスを開ける方や、ヘビーユーザーまで、性別や年齢も問わず、ナチュラルにお洒落を楽しめる部位になります。

 

よく穴を開けられる箇所なので、ピアスのデザインや種類もかなり多く、いろんなバリエーションが楽しめる箇所というのも魅力のひとつです。

 

市販のピアッサーで穴あけをする方も多く、自分で開ける方も多い箇所です。

市販のピアッサーには、自分の力で押し込むタイプのピアッサーと、バネの力で一瞬で穴が開くタイプと様々です。

ピアッサーにファーストピアスが内臓されているので、しばらく付け替える必要がないのも魅力的です。

 

クリニックで穴あけをしてもらう場合は、購入したきたピアッサーを持ち込んで穴あけをする事も可能ですが、基本的には専用のピアスガンで穴あけをします。

 

イヤーロブ(耳たぶ)は面積も広いので、方耳に数個づつ開ける事も可能で、比較的安定もしやすい箇所だと思います。

②トラガス

難易度 ★★★☆☆

手軽さ ★★★☆☆

耳の穴より前にある三角に出っ張っている部分を「トラガス」と呼びます。

 

どんなファッションにも合わせやすく、付けた感じも可愛いので、軟骨部分では一番人気の高い場所です。

 

トラガスは面積が小さいく、耳の穴の近くなので、自分で穴を開けるのは位置や角度など非常に難易度な高い箇所になります。

 

自分で市販のピアッサーでのピアッシングで開けられなくもないですが、面積が小さいので自分では狙いが定めにくく、失敗する可能性があるのでおススメしません。

 

トラガスのピアスは、ピアスが安定しやすい場所を見極めて、ピアスを付けたときに美しい角度に収まるように開ける必要があります。

 

また、トラガスを自分で開けて起こるトラブルは、手前に穴を開けすぎてトラガスがちぎれてしまう事や、逆に奥の方に穴を開けすぎてピアスの付け外しがしにくかったりと、失敗談もよく耳にします。

 

また、トラガスが小さすぎたり、トラガスの形によってはピアッサーが届かず、開けられない場合があります。

このような場合は、クリニックでニードルでの穴あけをおススメします。

③へリックス

難易度 ★★☆☆☆

手軽さ ★★★☆☆

耳の上部の内側に折れ曲がっている軟骨の部位を「へリックス」と呼びます。

 

へリックスは軟骨ピアスの中でもトラガスと1、2位を争うくらい人気の箇所で、穴を開ける位置も比較的開けやすい位置になるので複数の穴を開ける方も多いです。

 

耳の上部に縦に開けたへリックスは、アンテナの様に見えることから、「アンテナへリックス」と呼ばれることもあります。

 

へリックスのピアスは、軸がまっすぐなストレートバーベルのピアスがおススメです。

また、へリックスは耳の縁なので、髪の毛が引っかかりやすく、腫れや炎症などのトラブルを起こしやすい部位になります。

 

腫れてしまった時の事を考えて、少しゆとりのある長さのピアスをファーストピアスに使用することをおススメします。

④コンク(インナーコンク・アウターコンク)

難易度 ★★★☆☆

手軽さ ★★★☆☆

 

 

コンクは、「アウターコンク」と呼ばれる耳の内側の薄い軟骨部分と、「インナーコンク」と呼ばれる軟骨が盛り上がっているところより内側の窪んだところがあります。

 

アウターコンクは比較的薄い軟骨ですが、インナーコンクは厚みのある軟骨なので、へリックスやトラガスよりも力が必要になります。

 

ピアッサーで届く範囲ならピアッサーでのセルフでの穴あけも可能ですが、位置によって厚みも違いますし、基本的には内側のあたりなので届かない場合がほとんどです。

 

開ける角度によって、飾りの見え方も左右されますので、病院でニードルでの穴あけをおススメします。

 

内側の窪んだところに開けるので、へリックスやトラガスよりも髪の毛や服が引っかかりにくい箇所になります。

 

ピアスもストレートのタイプやリングタイプのどちらも人気です。

⑤ロック

難易度 ★★★★★

手軽さ ★☆☆☆☆

インナーコンクより上の山折れ部分の軟骨を「ロック」と呼びます。

 

ロックの部位は開けられる部分が狭くまっすぐではない軟骨ですので、軟骨のピアスの中でも非常にピアッシングが難しい箇所になります。

個性的なピアスを開けたい方におススメです。

 

へリックスやトラガスといった軟骨ピアスの多くは内側から外側に貫通させて付けるピアスですが、ロックは耳の内側にピアスを付ける事ができるので個性的で耳の印象を大きく変えることができる箇所だと重います。

 

耳の形状にもよりますが、角度も非常に重要になり、自分でセルフピアッシングをするのはピアッサーも入らず、ニードルでも角度が難しいので失敗してしまう可能性が高いです。

 

 

ロックの穴あけもピアスの穴あけ経験の多いクリニックで位置や角度を慎重に考えて開けてもらう事をおススメします。

 

⑥ダイス

難易度 ★★★★★

手軽さ ★☆☆☆☆

耳の穴の入り口の上部にある山折になった部分を「ダイス」と呼びます。

 

ロックと同様に、ダイスも耳の内側の出っ張りの部分なので、角度などたいへん難しい位置にありますので、ピアッサーも入らず、自分でセルフピアッシングをするには非常に難しい位置になります。

 

また、耳の穴の上の部分になりますので、イヤホンなどをする際、邪魔になてしまう可能性もありますので、位置や角度などは良く考えて穴あけをしましょう。

⑦アンチトラガス

難易度 ★★★★☆

手軽さ ★★★☆☆

「アンチトラガス」とは、耳たぶの上の部分の突き出している軟骨部分です。

 

耳の穴にかぶさるように出っ張っている三角形の「トラガス」とお互いに耳の穴を挟んで向かい合うように位置します。

『アンチ』とは、英語で「反対」という意味で、トラガスの反対側にあるという意味で「アンチトラガス」と呼ばれています。

 

アンチトラガスもピアッシングされる方が少ないので、あまり人と被りたくないという方や個性的なピアスを楽しみたい方におススメの部位になります。

 

こちらの部位もピアッサーやピアスガンが入りにくい箇所の為、医療機関などでニードルでの穴あけをおススメいたします。

 

また、イヤフォンなどを良く付けられる方は、ピアスが妨げになることもあるので、十分に検討のうえ位置を決められることをおススメします。

 

⑧スナッグ

難易度 ★★★★★

手軽さ ★☆☆☆☆

耳の中間部分の端から山折れに盛り上がっている部分のピアッシングを「スナッグ」と呼びます。

 

スナッグはピアスの両端がどちらも見える様に軟骨の山を貫通させるように穴を開けます。

軟骨の中でも厚みがあり、ピアスホールのトラブルが多いので非常に安定しにくく、穴も完成しにくいという事から、『神のピアス』や『幻のピアス』などと呼ばれているようです!

 

人それぞれ耳の形状も異なり、スナッグの突起がしっかり盛り上がっている人とそうでない人でもピアスホールの安定感やトラブルも異なってくるのですが、とにかく維持するのが難しい上級者向けの部位である事は間違いないと思います。

 

また、ピアッサーやピアスガンで挟む事ができないので、ニードルでの穴あけしか難しいです。

⑨インダストリアル

難易度 ★★★★★

手軽さ ★★☆☆☆

耳の軟骨から軟骨、または軟骨から耳たぶなど、2箇所の穴を1つの長いピアスで通すスタイルのことを「インダストリアル」と呼びます。

 

ロングバーベルという長い1本のピアスを使用します。

最近では、インダストリアル用のロングバーベルのお洒落なデザインも豊富で、ピアスのデザインに惹かれてインダストリアルを希望される方も増えてきました。

 

インダストリアルの中でも最も多い貫通パターンが、へリックス×へリックスです。

 

へリックスに2箇所ただ単に穴を開けるだけだと、いうことではありません。

2箇所の穴にまっすぐに貫通するようにピアスを通す事ができないと、ホールがねじれてしまったり、耳が折れ曲がってしまったりして負担になってしまうと、『肉芽』ができてしまったりトラブルになりかねません。

 

インダストリアルは、どの角度でどの長さのピアスを付けたいかによって開ける位置や角度が大きく変わってきますので、角度と位置がかなり重要なポイントになってきます。

 

ピアッシングの前に付けたいロングバーベルのピアスを用意し、位置や角度など自分の耳にキレイに収まるかイメージしておきましょう。

ピアスの長さも短すぎると耳の負担になりますので、前後に余裕を持った長を選ばれることをおススメします。

 

耳の形状によって不可能な角度や位置もあるので、しっかりと見極めてからピアッシングをする必要があります。

 

インダストリアルはピアッサーでは開ける事ができないので、インダストリアルのピアッシングに慣れている病院でニードルでの穴あけをおススメします。

 

<インダストリアルの穴あけ例>

 

>>病院でのピアスの穴あけ詳細はこちら

ピアスのゲージ(太さ)とは?

ピアスのゲージとは、ピアスの軸の太さのことをいいます。

ゲージは20G~00Gまであり、ゲージ数が小さくなればなるほど軸の太さが太くなります。

 

好きな太さを選ぶことも可能ですが、部位ごとに適したゲージがありますのでご紹介したいと思います。

 

耳たぶは18ゲージがおススメ

アクセサリーや雑貨屋さんに売られている、耳たぶ用のピアスのほとんどが20G~18Gのファッションピアスです。

ですので、16Gでピアッシングしておくと、耳たぶ用のほとんどのピアスが挿入可能になります。

 

一般的な耳たぶ用のピアッサーは16Gのファーストピアスが装着されています。

ピアスホールがきちんと完成すれば、市販のピアスほぼ全て装着可能ですので、耳たぶのファーストピアスは16Gがおススメです。

 

軟骨は14ゲージがおススメ

軟骨(へリックス・コンク・インダストリアルなど)は14Gが一番安定しやすいといわれています。

 

軟骨用のピアッサーに装着されているファーストピアスも14Gになります。

耳たぶよりも少し太めですが、あまり細すぎると、軟骨はピアスホールが安定しにくいので14Gがおススメです。

 

また、軟骨ピアスは文字通り、「軟骨」に穴を開けますので、耳たぶよりも安定しにくくトラブルも多く負担がかかりやすい部位になりますので、逆に14Gよりも太すぎるピアスもおススメできません。

 

軟骨用の14Gピアスも種類が豊富なので、ピアスホールは完成したらいろんなピアスが楽しめますね。

 

トラガスも軟骨の一部なのですが、他の軟骨と比べて面積が狭いです。

トラガスが小さい方や、でっぱりが少ない場合は安定しにくくちぎれてしまう心配があるので、無理せずにトラガスのファーストピアスは16Gのピアスをおススメしています。

ピアスを持ち込んで開けてもらう場合や、間違ったゲージを購入してしまわないように、自分の耳のサイズや開けたい部位にあったピアスを選び、安心・安全にピアスでのお洒落を楽しみましょう!

ファーストピアスとは?

いざピアスの穴を開けよう!と思い好みのピアスを購入しても、はじめからアクセサリーショップやジュエリーショップに売っているピアスをつけることはできません。

 

初めて穴を開ける際に使用するピアスは、ファーストピアスといって、ピアスホール(ピアスの穴)を開けてから、ピアスホールが完成するまでの間つけたままにしておく、一番初めにつけておくピアスのことを言います。

 

穴を開ける場所によって異なりますが、ピアスの穴を開けてからピアスホールが完成するまでに、1ヶ月~3ヶ月ほどかかり、その間一度もはずさずにつけっぱなしにしておく必要があります。

 

ピアスホールを開けた直後は、ピアスホールを守る膜(皮膚)がない状態で、傷部分に直接ピアスがあたることになりますし、ホールが完成するまでの数ヶ月の長い間つけておく大切な役割のピアスです。

 

キレイでトラブルのないピアスホールを完成させるために、ファーストピアスはしっかりとした正しいものを選びましょう。

ファーストピアスの選び方は?

ファーストピアスにもいろいろな種類があります。

ピアスを開ける場所によって、長さや太さ、デザインも異なりますので、事前に自分の開けたい場所を明確にし、どのようなファーストピアスを選ぶといいのか確認しておきましょう。

ファーストピアスの長さ

ピアスの穴あけでトラブルを起こさないためにファーストピアス選びで重要になってくるのが、「長さ」です。

 

通常の耳たぶ(イヤーロブ)や軟骨(へリックスなど)のファーストピアスには、スタンダードタイプとロングタイプがあります。

特別耳たぶが薄いという人以外は、ロングタイプのピアスを選ばれることをおススメします。

 

日本人の76.9%が6mm以上の厚みの耳たぶといわれており、耳たぶとピアスの間に余裕がないとトラブルを引き起こす原因になります。

 

耳たぶとピアスの間に隙間があると、アフターケアでピアスホールを洗浄したり、薬を塗ったりする事が容易になり、トラブルを防いでくれるのです。

 

ファーストピアスが耳たぶにぴったりサイズだと、アフターケアがしにくく、炎症をおこしてしまったりとトラブルの原因になるので、必ず長さに余裕をも持ったロングタイプのピアスを選びましょう。

 

だいたい自分の耳たぶの厚み+3mm程度は必要になります。耳たぶが薄く、ロングタイプだとあまり過ぎる場合は、スタンダードタイプを選んでくださいね。

ファーストピアスの太さ

ファーストピアスの太さは、主に軸の太い14Gや16Gが理想とされています。

 

実際にアクセサリーショップなどに売っているアクセサリーピアスは18Gが多いのですが、18Gでファーストピアスを開けてしまうと、ファーストピアスを外していざセカンドピアスを付けよう!っとなったときにピアスホールが狭くて入りずらくなってしまい、ピアスホールの内側を傷つけてしまう場合があります。

 

ツツイ美容外科では、耳たぶ(イヤーロブ)は16G【1.2mm】、軟骨は14G【1.6mm】を推奨しております。

ファーストピアスの素材

ファーストピアスでキレイなピアスホールを作る為にも、ピアスの素材は大切になってきます。

 

医療用ステンレス製や、純金処理されたものなど安全性の高いピアスを選ぶことをおススメします。

また、肌の弱い方や、金属アレルギー体質の方には、樹脂製純チタン製のものがおススメです。

 

まれに、チタン製のものを使用したのにアレルギー反応が起きた!という場合もあるようですが、そのような場合は、表面だけチタンメッキ加工してあるだけで、メッキが剥がれた際、金属が溶け出していたり、ポスト(軸)部分のみアレルギー対応素材で、ヘッドやキャッチ部分は違った!ということもあります。

 

ファーストピアスには、純正でヘッド(飾り)、ポスト(軸)、キャッチ(留め具)の全てが同じ金属アレルギー対応している素材を選びましょう

ファーストピアスのデザイン

お洒落で可愛いデザインのピアスがたくさんありますが、ファーストピアスはできるだけシンプルなデザインのものを選びましょう。

 

爪があるデザインや、突起が大きいものなどは、衣類の着脱や寝返り時、または髪の毛などがひっかかってしまい、ピアスホールを傷つけてしまう恐れがあります。

 

安全面や安定性を考えると、先端がボール状に丸みのある小ぶりのデザインが良いでしょう。

 

軟骨をニードルで開ける場合は、バーベルのような形の「ストレートバーベル」という、両側のキャッチがねじ式になったタイプのピアスや、片方のボール側がねじ式になっている、「ラブレットスタッド」がおススメです。「ラブレットスタッド」は、片側は平らなので、トラガスなどの狭い部分のピアスに向いています。

 

開けたい場所にあったファーストピアスを用意しましょう。

 

>>病院でのピアスの穴あけ詳細はこちら

ピアスの開け方の方法は?

ピアスの開け方の方法は「自分でセルフで開ける方法」と、「病院で開ける方法」と2パターンあり、その中でも箇所などによってもそれぞれ穴を開ける手段も異なります。

 

自分でピアッシングをする方もいらっしゃるのですが、ピアスの穴あけはそもそも医療行為です。

 

ご自身でピアスを開けられると、ピアスホールが左右対称になっていなかったり、ピアスホールが曲がっていてピアスが入れにくかったりします。

また、不衛生な状態でピアッシングされると化膿やアレルギーなどの肌トラブルが起こる事があります。

耳に跡が残ってしまったり、ピアスが正しく入らなかったりと、その後のお洒落にも影響が出てきます。

 

一方、病院などの医療機関での穴あけは、清潔な医療器具を使用し安全に穴あけをし、アフターサポートも万全です。

 

医療機関では、ピアスも穴あけの場所や形に合わせて厳選した高品質のピアスをご用意している場合が多く、安心安全にピアスの穴を開けることができます。

 

また、ニードルでの穴あけの場合は、ご自身でご用意されたファーストピアスでの穴あけも可能です。

 

内側の軟骨部位や、インダストリアルなど穴の位置のバランスや角度が重要になってくる場合はピアッサーで開ける事が困難になります。

そのような箇所には、ニードルでの穴あけをさせていただきますので、様々な箇所の穴あけが可能になります。

 

自分で穴あけをする場合

・ピアッサーで開ける方法

セイフティピアッサー 軟骨用太軸14GA

自分でピアスの穴あけをする場合の多くは市販のピアッサーを購入してピアッシングする方が多いと思います。

 

ピアッサーは、耳たぶを挟み力を加えると内蔵されたバネの力でファーストピアスが飛び出し、その力で穴をあるホチキスのような機械です。

 

ピアッサーには、穴を開ける針とファーストピアスが一体化されており、ピアスの穴を開けたら、そのままピアスを付け変えしなくても良いというメリットがあります。

 

しかし、両側にバランスよく開けたり、希望の角度に開けたりしたい場合失敗してしまう事があったり、怖くてなかなかピアッサーを押せないという方もいらっしゃるようです。

 

はじめからピアッサーは滅菌された状態で販売していますが、自身の耳の消毒や、開封後のピアッサーの取り扱いには注意が必要です。

不衛生にならないように注意をはらいながらピアッシングしましょう。

・その他(安全ピンなど)で開ける方法

セルフでピアスの穴を開ける方法として、「安全ピン」や「画びょう」で開ける!という非常に危険な穴の開け方をされる方もいます。

 

安全ピンや画びょうなをは手に入りやすく費用もかからないので、中学生や高校生が使用してしまうことが多いようです。

 

しかし、こちらの方法は絶対にやめてください!推奨しません!!

何度もお伝えしますが、ピアスの穴あけは医療行為です!!!

 

 

安全ピンや画びょうはピアッサーやニードルなどとは違い、ピアッシング用に作られていないので、ピンが細かったり、強度が弱いです。

 

また、軟骨などの硬い部位はなかなか貫通しないので、痛い思いをして終わるだけの場合もあります。

強度も弱いので、穴あけの途中で、針が曲がってしまったり、折れてしまったりとスムーズに穴あけができない事が多いです。

 

針の太さも細すぎるので、安全ピンで開けたとしても、ファーストピアスに入れ変える時に入れることが困難になり、ピアスホールを傷つけてしまいます。

 

また、衛生面も悪く、ピアストラブルだけでなく、破傷風などの感染症になるリスクもあるので、安全ピンなどでの穴あけはやめましょう。

 

病院(医療機関)で開ける場合

医療機関でピアスの穴あけをする場合「ピアッサー」・「ピアスガン」・「ニードル」の3つの穴あけ方法があります。

ご希望の開けたい部位や状態などによって安心で安全の方法で適切な穴あけを行います。

・ピアッサーで開ける方法

 

ピアッサーでの穴あけが適している場所は、耳たぶ(イヤーロブ)やへリックスなどの耳の縁にあたる部分でピアッサーが届く位置です。

 

自分でピアッサーを使用し穴あけをする場合と、医療機関でピアッサーを使用し穴あけをする違いは、安全面と正確さ、またアフターフォローの手厚さだと思います。

 

ツツイ美容外科では、ピアッサーでのピアッシングの前にどの位置に開けたいのかをしっかりシュミレーションし、他のピアスとのバランスや安全性を考慮しながらマーキングをしていきます。

 

その後、耳やピアスを再度しっかりと消毒し適切な角度でピアッシングをしていきます。

 

ピアッシング後は、消毒と軟膏塗布をし、アフターケアの消毒の仕方なども丁寧にご説明させていただきます。

万が一何かトラブルがあった場合適切な処置や治療を受けていただけます。

 

・ピアスガンで開ける方法

耳たぶの穴あけや、トラガスの穴あけには「ピアスガン」というガンタイプの器具を使用します。

 

耳たぶは、両側に左右対称にピアスホールを開ける方が多いですが、自分で穴あけをすると、どうしても左右差がでてしまったり、針の方向がうまく定まらずにずれたり、斜めに開いてしまったりといった失敗ケースがあるようです。

 

ツツイ美容外科では、左右対称になるように正確に距離を測り、マーキングし、そのマーキングに対して医療用のピアスガンで瞬時に針を打ち込むので、ピアスホールが希望の位置に垂直に確実に穴を開けることが可能です。

 

また、一人ひとりの耳の箇所や厚みに適した専用の滅菌済みのファーストピアスを医療用のピアスガンに装着しますので、セイフティスタッドを手で触れることなくガンに取り付けてピアッシングを行う事ができます。

 

ピアスも数種類のデザインの中からお好きなものを選んでいただけますので、ファーストピアスでもお洒落を楽しんでいただけます。

 

穴あけは、ピアッサー同様に一瞬で終わりますので、麻酔は不必要ですが、どうしても痛みが不安な方はご希望があれば事前に麻酔を行う事も可能です。

 

・ニードルで開ける方法

ツツイ美容外科では、ピアッサーやピアスガンが届かない、耳の内側や狭い部位や、インダストリアルのような2箇所の穴を貫通させるようなピアス、へそピアスなどは、ニードルでピアスホールを開けます。

 

ニードルでの穴あけは局所麻酔をしてから穴あけをしますので、細い麻酔の針を刺すときのチクッとした感じは一瞬ありますが、穴あけ時には麻酔がしっかりと効いているので、施術中のお痛みはありませんので安心してください。

 

一人ひとり、耳の形が違うので、特に軟骨は希望の場所が決まっていても、角度や収まり具合を良く考えて開けないと、ピアスを装着した時に思うように飾りが見えなかったり、耳が折れ曲がってしまったり、圧迫されすぎて痛みが伴ったりと、トラブルが起こりやすくなってしまいます。

 

穴あけ前のデザインとイメージをしっかりと考えた上で、清潔な医療器具を使用して安全に穴あけをしていきます。

ご希望の箇所の専用のファーストピアスをご持参くださいませ。

 

>>病院でのピアスの穴あけ詳細はこちら

ピアスの穴あけは痛い?

 

 

ピアスを付けるには耳に穴を開けなくては付けられません。

 

初めてピアスを開ける人にとってはどのくらいの痛みがあるのか気になりますよね。

 

痛みの感じ方は人それぞれですが、開ける方法や開ける場所によって多少の痛みの感じ方に違いがあるようです。

ツツイ美容外科でのピアスの穴あけの場合、基本的にはピアッサーやピアスガンを使用する場合は麻酔はなしで穴あけをしていきます。

 

ピアッサーもピアスガンも狙いを定めてハンドルを握ると、ピアスが発射され一瞬にして穴が開きます。

一瞬ですので、開ける際の痛みはほぼ感じないくらいですが、穴開け後はジンジンとする痛みと熱感が残ります。

 

ニードルでの穴あけは、局所麻酔を行ってから穴あけをしていきます。

穴あけ時は麻酔が効いた状態ですので、痛みはほぼ感じません。

耳やおへその皮膚を引っ張られる感じがするくらいです。

 

局所麻酔は、30Gという極細の針で麻酔をしていきますので、針を刺すときのチクッとする痛みはありますが、こちらもみなさん我慢できる程度です。

 

ピアッサーやピアスガン時、局所麻酔の痛みも怖い!という方は事前にご希望していただければ、表面麻酔のテープを貼る事も可能(有料)ですので、お気軽にお申し付けくださいね。

 

どの方法の穴あけにもいえる痛みは、穴あけ後の痛みは数時間で消えていきますが、服の着脱時や洗顔やシャンプー時、寝るときの角度によってピアスに引っ掛けてしまったりする時のほうが痛いと思います。

 

ピアスホールが完成するまでの間は引っかけたり、圧迫しないように気をつけてください。

 

ピアスの穴あけ後の消毒は必要?

 

ピアスの穴あけ時には、感染症を予防するためにも、しっかり滅菌処理された器具を使用し衛生面に気をつけながら穴あけをしますが、穴あけ後の家でのアフターケアが非常に大切になってきます。

 

せっかくキレイに穴があいても、ピアスホールが完成しなければ意味がありません。

その為には、ピアッシング後のピアスホールを清潔に保つ事が基本になります。

 

ピアスホールは完成までに1ヶ月程かかり、安定しにくい箇所などは3ヶ月ほどかかります。

その間は、ファーストピアスは外さずに毎日のケアは必要です。

ツツイ美容外科では、アフターケアにジェル消毒剤を処方しております。

こちらのジェルを使用し、消毒しながらしっかり洗浄してピアスホールを清潔に保っていただく事をおススメしています。

 

ジェル状消毒剤は、液垂れしにくくジェルをピアスの軸部分に塗布し、ピアス前後に動かす事で、消毒剤をピアスホールの中に浸透させ内側の消毒が可能です。

 

また、ジェル消毒を入浴直前に行う事によってホールの前後に付いたジェルが皮膜となり、シャンプーなどの進入を防いでくれる役割にもなります。

 

ピアスホールが完成した後にも、ピアスにジェル消毒剤をつけることで、ジェルが潤滑剤になりピアスホールを傷つけることなくスムーズに装着することができます。

ピアッシング後の洗浄消毒は怠らずにしっかりとケアしましょう!
穴あけ後には、家でのケア方法を丁寧に指導させていただきます!!

腫れてきた!膿んできた!ピアストラブルが起こったしまったらどうすれば良い?

ファーストピアスをしっかりケアしていても、いつまでたっても痛かったり、化膿したりすることや、
ファッションピアスを楽しんでいたのに急に腫れてきたり、肉芽形成(たこ)ができてしまったりすることがあります。
その場合どうすれば良いでしょうか?
ツツイ美容外科では、そのような場合、一度検診にお越しいただいて今の状態をしっかり確認し、適切な処置を取らせていただきます。
抗生物質の内服や外用剤を処方させていただいたり、シリコンチューブに入れ替えて治療していく場合もあります。
また、『肉芽腫(にくげしゅ)』ができてしまった場合は、適切な処置を行いピアスホールを残したまま治療して行くことも可能です。

【肉芽(にくが・にくげ)】とは…?

『肉芽(にくげ・にくが)』とは、正式名称は『肉芽腫(にくげしゅ・にくがしゅ)』といい、外傷や炎症により欠損を生じた部分にできてくる赤くて柔らかいできものの事です。
どうして肉芽ができるかというと簡単にいうと、ピアスが耳に刺さっている状態を細胞が異常事態と判断してしまい、ピアスという異物を身体の外側に排出しようとする防護反応として炎症が起こります。
しかしながらピアスは刺さっているままなので、排出されません。
そうなると、細胞たちはピアスを「隔離」してしまえばよいと判断しピアスの穴周辺に細胞を集めていきます。
細胞が集まっていくと突起のようなできものの肉芽が形成されるのです。

ツツイ美容外科では、肉芽は電気メスを使用し、処置していきます。
ピアスの穴を残したまま治療できますのでご安心くださいね!

【シリコンチューブ】とは…?

シリコンチューブとは、アレルギー反応を起こしにくい柔らかいシリコンでできたチューブです。
ピアストラブルにより膿んだり、浸出液が出てきたりした際は、シリコンチューブを装着します。
チューブをつたい膿みがピアスホールの中に溜まらないで外に排出される効果(ドレナージ効果)があります。
また、ピアスホールが傷ついた状態でピアスを抜いてしまうと、ピアスホールが塞がってしまうので塞ぐのを防ぐ効果もあります。
シリコンチューブは、拡張器を用いてピアスホールに挿入します。
チューブの端を結んでループを作り、このままピアスホールが安定するまで2~4週間ほど付けたままにしておきます。
ピアストラブルには非常に有効的な処置です。
シリコンチューブの装着しピアスホールが落ち着けば、またファッションピアスを楽しめますよ!

ピアスの穴あけ後してはいけない事は?

ピアスを開けた当日から、入浴・シャワー・洗顔も可能ですが、シャンプーの際はピアスに引っかからないように気をつけてください。

また、長時間の入浴やサウナは熱がこもり痛みやほてりの原因になりますのでお控えくいただいたほうがよいでしょう。

 

ピアスは金属製なので、熱伝導性が高く、ピアスホール部分が炎症を起こしてしまうことがありますのでサウナもお気をつけくださいね。

 

ヘアカラーやパーマもピアスホールが完成するまでは耳に液がかからないようにカバーをしてもらうなどしてもらうと安心です。

ピアスホールが完成するまでにピアスを外すと短時間でも塞がる可能性があるのでファーストピアスは外さないでくださいね。

 

>>病院でのピアスの穴あけ詳細はこちら

ピアスの開ける場所に意味はあるの?

ピアスはファッション性を重要視して開ける方のほうが多いですが、実は開ける位置や数によって意味もあるそうです。

 

穴を開ける場所に迷われている方は、興味があれば参考にしてみてくださいね。

 

方耳ピアスの場合

 

男性が左耳にピアスを開ける場合…【勇気と誇りに象徴】

女性が右耳にピアスを開ける場合…【優しさと成人女性の象徴】

 

これは中世ヨーロッパ時代の『男性が左側にいて右側にいる女性を守る』という男女の役割からきているようです。

ですので、女性が右耳にピアスを開けると女性らしさを…男性が左耳にピアスを開けると男性らしさの象徴になるという事らしいです。

 

また、複数のピアスを開ける場合、左が奇数、右が偶数の方がお洒落に見えるそうですよ!

 

 

ピアスの疑問【Q&A】

ピアッシングに失敗した場合どうしたらいい?

ピアスの穴あけの失敗というのは、自分が希望している位置や角度にピアスが開かなかったことだと思います。

もし一度ピアスを開けたのに、違う位置や角度に開けなおしたい場合、残念ですが穴を塞いで再度希望の箇所に開け直すしかありません。

 

穴の塞ぎ方は、ピアスを外しておけば時間と共に自然と塞がっていきます。

個人差はありますが、ピアスを開けたばかりでまだホールが完成していない状態だと、ピアスを外して半日もすれば塞がることが多いようです。

 

ピアスを外してから、ピアスホールの浸出液や出血などがなければ、すぐにピアッシングをやり直していただけます。

 

ピアスを開けたばかりの早い段階で塞いでしまった方が傷状態なので塞がるのも早く、跡も残りにくいでしょう。

ただ、ゲージ数が大きいピアスホールを塞がれたい場合は、ピアスホールが完成してしまっていると手術で穴を塞ぐことになる場合もあります。

 

一度塞がった穴はまた同じ位置に開けられる?

ピアスホールが塞がってしまっても、また同じ位置に開けることは可能です。

 

しかし、ピアスホールにしこりが残る場合があります。

このしこりはピアスを閉じた時にできる新しい皮膚と考えられています。

 

しこりがある場合、しこりが無くなってからであれば、同じ位置にあけることが可能です。

時間が経てば、しこりも無くなってくる場合がほとんどです。

しこりが無くなるのが待ちきれない場合は、少し位置をずらしてピアッシングされる事をおススメします。

 

ピアスホールが裂けてちぎれてしまったらどうした良いの?

重さのあるピアスでホールが支えきれなかったり、ピアスホールが耳の端に開きすぎたりすると、重力の方向に徐々に伸びてしまい、最終的に裂けてしまうケースがあります。

ピアスによる切れ耳を『耳垂裂』といいます。

 

耳垂裂(裂け耳)になってしまった場合は、縫合手術でしか治す方法はありません。

ゆっくりゆっくり切れていくとその裂け目部分に新しい皮膚が形成されるので、切れてから自然にくっつくことはできないのです。

 

裂けた範囲や、状態を見せていただき、最善の手術でキレイに治療することができます。

 

ツツイ美容外科では、川崎医科大学の形成外科医の先生による手術をおこなっております。

縫合技術の素晴らしい経験豊富な専門医での手術になりますので、傷を塞ぐだけでなく傷跡も目立たなくするような治療を行っていきます。

 

ピアスホールが裂けてしまってお悩みの方やピアスホールを塞ぎたい方は一度ツツイ美容外科にご相談ください。

 

ピアッサーの再利用は可能?

ピアッサーの再利用はできません。

衛生面やピアッサーの構造的に1度の使いきりになりますので、数箇所の穴あけをお考えの方は、開けたい数分のピアッサーが必要になります。

 

穴あけ後の痛みはいつまで続くの?

ピアッシング後のジンジンするような痛みは、1週間もすればおさまります。

 

しかし、2週間以上経っても痛みや分泌物があったり、赤味や痒みなどある場合は、アレルギー反応を起こしている場合があります。

 

『アレルギー性接触性皮膚炎』とは、使用しているピアスに金属が長期間皮膚の内部に直接接触したために生じるアレルギー反応です。

 

基本的にツツイ美容外科で購入して使用しているファーストピアスは全て金属アレルギー対応のピアスを使用しておりますが、持参されたピアスで穴あけをする場合、ニッケルやコバルト、クロムなどを使用しているピアスや、メッキ加工されているものがトラブルを起こしやすいようです。

 

その場合は、金属アレルギー対応のピアスを今後は使用していただくことになりますが、炎症が収まるまでの間は、シリコンチューブに入れ替えて様子を見たほうが良いでしょう。

 

また、衣類の着脱時や髪の毛などの引っかかりでピアスホールが損傷している場合も痛みが伴います。

そのような場合も、炎症が治まるようにシリコンチューブに入れて様子を見ましょう。

 

ピアッシングから1ヶ月以上経っても痛みがある場合は、クリニックの受診をおススメします。

 

ピアスの穴あけ【まとめ】

最近では、年齢や性別を問わず、多くの方がファッションピアスを楽しまれる時代になってきました。

 

雑貨やさんや、アクセサリーショップでの市販のピアッサーの販売に伴い、自分でセルフピアッシングする方も増えていますが、同時にピアストラブルも増えています。

 

思った位置ではなくずれて開いてしまった・斜めに開いてしまった・すぐ塞がってしまった・いつまでたっても膿んでいる・裂けてしまった・などなど、ピアスホールの穴あけに失敗してしまったり、炎症してしまったりとトラブルはさまざまです。

 

ツツイ美容外科では、一人ひとりの耳の形に合わせて、ご希望の箇所にデザインし、清潔で安心で安全な環境でファーストピアスの穴あけを受けていただけます。

 

わざわざ医療機関で開けなくても自分や友達にあけてもらう事も可能ですが、ピアストラブルのリスクが高くなるので、体に針を刺して穴を開けるような施術は、医療機関に任せる事をおススメします。

 

ピアスの穴あけは医療行為です!!ピアスの穴あけはツツイ美容外科におまかせくださいね。

 

 

▼▼ツツイ美容外科のピアスの穴あけの詳細はこちら▼▼

 

 

 

 

 

 

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