立ち耳

特徴

立ち耳とは、本来折りたたまれるべき軟骨の一部が折りたたまれていないため、耳が正面を向いて、立っているように見える耳のことです。

「耳が横に張り出して目立つ」「顔が大きく見える」など、お顔とのバランスを気にされる方、「耳が大きいのが気になってポニーテールなど好きな髪型にできない」「真後ろからの音が聞こえにくい気がする」などで悩まれて、治療を受けられるケースが多いです。
治すことは出来ないと悩まれている方も多いですが、傷跡を目立たせずに治療することが可能です。
また、耳が片方だけ立っている場合、片耳のみを治療することも可能です。

立ち耳イメージ

施術の流れ

治療は局所麻酔を使用します。痛みの感じ方に個人差はありますが、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。治療は片耳30分、両耳60分程度で終わります。

正面から見えない耳の裏側を3~5㎝切開し、耳の後部と縫い合わせることで、耳を寝かせるように折れグセをつけます。半永久的な効果が期待できます。

切開部は耳の裏側なので傷跡も目立たず、通常は、2~3ヶ月程度で赤みを帯びた傷の色が白くなり、より目立たなくなります。

アフターケア

手術中の痛み
局所麻酔で少しチクっとする痛みがありますが、我慢できる程度です。
施術中の痛みはほとんどありません。
手術後の痛み
手術後1~2時間すると麻酔がきれて軽度の鈍痛が出ることがあります。
当院処方の痛み止めで軽減します。
腫れ
主な腫れは1週間位で引いていきますが、完全に腫れが引いて落ち着いてくるまで1ヶ月位かかります。
内出血
多少内出血が出ますが、大きな血腫ができるようなことはほとんどありません。
耳の後ろ側に縦に1本の傷ができます。
最初赤くなっていますが、半年位で白く目立たなくなります。
お帰りに際して
ガーゼで圧迫、固定していますので、つば広帽子をご用意いただいた方が良いです。
洗顔・化粧
当日より洗顔、お化粧は可能です。
入浴
当日はシャワーにして傷を固定しているガーゼが濡れないようにして下さい。翌日から短時間の入浴は可能ですが、ガーゼを濡らさないようにして下さい。
消毒
1日1回当院処方の消毒液で消毒をして、化膿止めの軟膏を1週間塗っていただきます。
抜糸
7~10日後に抜糸のために来院していただきます。
禁忌事項
発熱がある場合や妊娠中及び全身状態に問題がある場合など、手術により何らかの悪影響が出る恐れがある場合は、手術をお受けできないことがあります。
※耳の形状・変形の程度によっては手術時間や術後の処理が異なることがございます。

症例写真

立ち耳

ビフォーアフター

  • 術前→術後

    術前→術後

  • 術前→6ヵ月後

    術前→6ヵ月後

  • 術前→6ヵ月後

    術前→6ヵ月後

  • 翌日

    翌日

  • 1週間後

    1週間後

  • 1ヵ月後

    1ヵ月後

よくあるご質問

手術後は腫れますか?
ほとんど腫れないことが多いです。もし腫れたとしても、3日程度で腫れは落ち着きます。
手術後に横を向いて寝たり、寝返りを打っても大丈夫ですか?
いいえ。寝返りを打って耳が圧迫されないよう、抜糸までは(1週間ぐらい)仰向けの状態で寝るようにしてください。
また、傷あとが落ち着くまでは、耳をつまんだりひっぱったりしないようにしてください。
手術後、耳が聞こえにくくなるということはありませんか?
聴力が落ちるということはありません。が、立ち耳は前方向からの音を拾いやすい状態であったともいえるので、前方向の音が前よりも聞こえにくくなることはあるかもしれません。が、立ち耳を治したことで、今度は横方向の音を拾いやすくなるわけですし、生活に影響が出るほどの変化はありません。

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