二重埋没は手軽でダウンタイムも短く、人気が高い施術です。しかし、SNSや口コミで「二重埋没 失敗」という投稿を見ると、「自分も後悔するのでは?」と不安が強くなる人は少なくありません。
結論として、二重埋没には失敗リスクがありますが、その多くは事前の知識と準備で回避できます。本記事では、よくある失敗例と原因、修正が必要なサイン、そして後悔を防ぐためのチェックポイントを専門的な視点から分かりやすく整理します。
「カウンセリングでは理想通りの二重にできると言われたのに、仕上がりが全然違ってショックでした。高額なプランを選んだのに、数ヶ月で元に戻ってしまい、結局再施術を検討することに…。もっと事前に調べておけばよかったと後悔しています。」
「理想の二重になるはずだったのに、数ヶ月で元に戻ってしまって…」──高額プランを選んだにもかかわらず、再施術を検討することになった女性の声です。
こうした声を聞くと、「そもそも、どこからが“失敗”とされるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
目次
どこからが「二重埋没 失敗」なのか?よくあるケースと原因
二重埋没の「失敗」とはどの状態を指すのかは意外と曖昧です。仕上がりのイメージ違いや左右差、不自然な食い込み、痛みなど、外見的・機能的な問題まで幅広く含まれます。まずは失敗の定義と代表的なパターンを理解することが重要です。

※上表に示した失敗例の発生割合が、当院医師の臨床的な感覚に基づき指標化したものであり、実際の発生率を調査したデータではありません。
「想像と違う」「効いていない」は失敗?二重埋没の失敗の定義とグレーゾーン
二重埋没の失敗は、大きく「審美的な失敗」と「機能的な失敗」に分けられます。
- ・ 審美的な失敗:左右差が強い、ラインが希望よりも狭い・広い、不自然なライン、ラインが薄い、ラインが不安定、不自然な食い込みがあるなど
- ・ 機能的な失敗:まぶたが重く感じる、まばたきの違和感、痛みが長期間続く
ただし、「腫れが残っている」「ダウンタイム中でラインが安定していない」だけの場合も多く、施術直後は失敗かどうか判断が難しい点もポイントです。
1ヶ月後まではまだ多くの人に腫れが残っており、失敗かどうかは判断できにくい状態です。特に幅広めの二重にされた方の中には腫れが長く続くことがあり、希望通りの仕上がりになっているのか心配になる方もいるかもしれません。
こちらの症例を紹介します。この方は幅広めの平行二重をご希望されました。 施術3週間後ではラインの食い込みが強く、まつ毛から二重のラインにかけてぷっくり膨らんでいる状態です。1ヶ月後には希望通りの二重幅になっていますが、まだまつ毛の上がややぷっくりしている状態です。ラインの食い込みが強く感じられ、不自然に見えていないか心配になったそうですが、施術6ヶ月後にはぷっくり感が消失し馴染んでいるのが分かると思います。

このようにダウンタイム中に、俗に言う”ハム目”になっていないか、という心配される方がいますが、カウンセリングにて目の状態を診察し、その方に合った適切な術式(切開・埋没)で、適切な二重幅を決定すると、不自然な状態になることはほとんどありません。数か月かけて完全に腫れが引くと理想の仕上がりになります。
よくある失敗例① 見た目の問題(左右差・ラインが食い込みすぎ・不自然な幅)
見た目に関する失敗は二重埋没の相談の中でも特に多く、以下が代表例です。
- ・ 左右差が大きい
- ・ 幅が広すぎて不自然に見える
- ・ 食い込みが強すぎて整形感が出てしまう
- ・ ラインが途中で途切れる、薄くなる
これらは「デザインの問題」「まぶたの厚み」「体質」といった複数の要因が重なることで生じます。
実際に、「2点留めで埋没を受けたけれど、明らかに左右差がひどくて抜糸したいくらいだった」という声もあります。こうした見た目のトラブルは、術後の腫れや糸のかけ方、まぶたの厚みなど、さまざまな要因が重なって起こることが多いのです。 2点止めでは思ったようなラインにならないことがあります。目尻側のラインが薄くなったり、ラインが直線的になることがあります。当院では基本的に2箇所6点止めで手術を行います。そのため、目頭から目尻までラインが丸くなり、ご希望に合わせたデザインに仕上げられます。
よくある失敗例② 機能的な問題(目の開けづらさ・痛み・まばたきの違和感)
見た目の失敗に比べると少ないものの、機能的な問題は日常生活に影響します。
- ・ 目が重くて開けづらい
- ・ 糸が引っ張られるような痛みが続く
- ・ まばたきに違和感が残る
原因としては、糸のテンションが強すぎる、留める位置が適していない、まぶたの筋肉や脂肪との相性が悪いなどが挙げられます。
失敗の主な原因(まぶたの状態とのミスマッチ・デザイン・医師の技量・コミュニケーション不足)
二重埋没の失敗は、患者側の体質と医師の判断・技術が適切に噛み合わなかったときに起きやすくなります。
主な原因は以下の通りです。
- ・ まぶたの厚み・脂肪に適さないラインに設定した
- ・ 無理に広い幅を希望した
- ・ 医師の経験不足でデザイン・固定が適切でない
- ・ カウンセリングで十分に相談できていない
すでに「失敗かも」と感じたときの確認ポイントと対処法
施術後に「失敗かも」と不安になる人は多いですが、実際には経過として正常なケースも多くあります。一方で放置してはいけないサインも存在します。ここでは確認ポイントと適切な対処法を整理します。
ダウンタイム中の「一時的な不安」と、失敗を疑うべきサインの見分け方
正常な経過で見られる症状
- ・ 腫れが強く、幅が広く見える
- ・ 内出血で色味のムラがある
- ・ ラインが不安定で二重が変わりやすい
これらは1〜3週間程度で落ち着くことが多いです。
失敗を疑うべきサイン
- ・ 1ヶ月以上経っても左右差が大きい
- ・ 食い込みが不自然に深いまま
- ・ 痛み・引きつり感が続く
- ・ 片目だけ明らかにラインが途切れる
まずは主治医に相談を|再診時に伝えるべき情報と聞いておきたい質問
不安を感じたら一人で抱えず、早めにクリニックへ相談しましょう。
伝えるべき情報の例:
- ・ いつからどの症状が気になっているか
- ・ 日常生活で困っていること
- ・ 写真記録があれば見せる
聞いておきたい質問:
- ・ この状態は経過として正常か
- ・ 改善までどれくらいかかるか
- ・ 修正の可能性があるか
- ・ 保証の対象になるか

修正が必要になるケースとその選択肢(再埋没/切開法/片目だけ調整など)
実際の修正方法は症状や原因により異なります。
- ・ 再埋没:ラインのズレや左右差に有効
- ・ 切開法:まぶたが厚い・何度も取れる場合
- ・ 片目だけ調整:左右差が目立つケース
修正手術にはダウンタイムや追加費用が発生するため、メリットと負担を冷静に比較することが大切です。
保証制度・費用・ダウンタイムの現実|修正を決める前に整理したいこと
クリニックによって保証制度は大きく異なり、無料で再手術してくれる場合もあれば、糸の外し代が別途必要な場合もあります。
整理したいポイント:
- ・ 保証期間
- ・ 対象となる条件
- ・ 再施術の費用
- ・ 再ダウンタイムの長さ
二重埋没の失敗リスクを下げるためのクリニック・術式・自己管理
失敗リスクは完全にゼロにはできませんが、事前準備と正しい情報収集で大きく下げることができます。

① クリニック(クリニック選び)
- ・ 信頼できる医師が在籍しているか
- ・ 症例写真や口コミが豊富か
- ・ カウンセリングが丁寧かどうか
- → 施術の質を左右する最重要ポイントです。
② 術式(術式の選択)
- ・ 自分のまぶたに合った方法か
- ・ 糸の留め方や点数、持続性の違いを理解しているか
- ・ 糸の留め方や点数、持続性の違いを理解しているか
- → 無理なデザインや不適切な術式の選択を防ぐ鍵になります。
③ 自己管理(術後の自己管理)
- ・ 術後の腫れや内出血への対応
- ・ 違和感があればすぐに相談する姿勢
- ・ 指示されたアフターケアを守る
- → トラブルの早期発見と回避に直結します。
クリニック・医師選びのチェックポイント(症例写真・説明の丁寧さ・保証内容など)
クリニック選びは最重要ポイントです。
- ・ 症例写真のクオリティと数
- ・ 医師の専門性と経験年数
- ・ リスク説明の丁寧さ
- ・ 保証制度の明確さ
説明が曖昧だったり、質問に対して不自然に答えを濁すクリニックは避けるべきです。
カウンセリングで必ず確認したいこと(まぶたの適性・術式のメリデメ・リスク説明)
カウンセリングでは以下を必ず確認しましょう。
- ・ 自分のまぶたに最適な術式
- ・ 希望幅で不自然にならないか
- ・ 術式ごとの持続力の違い
- ・ 想定されるリスク
- ・ 修正が必要になるケース

失敗リスクを上げる生活習慣・行動(こする・うつ伏せ寝・ダウンタイム無視など)
術後の行動も仕上がりを大きく左右します。
避けたい行動:
- ・ 目をこする
- ・ うつ伏せ・横向き寝
- ・ 激しい運動
- ・ 早期にアイメイクを再開する
ダウンタイム中は特に慎重なケアが必要です。
実際の事例から学ぶ「失敗を防げたケース/もっと早く相談すべきだったケース」
失敗の背景には、ほとんどの場合「回避できたポイント」が存在します。
- ・ カウンセリングでリスクを確認していれば防げた
- ・ 幅を広くしすぎなければ自然だった
- ・ 違和感があるのに相談を先延ばしにした
ここからは、実際に当院で経験した例をもとに、失敗を防げたケースをご紹介します。
実例1
「ぱっちりした目元に憧れて、カウンセリングで“できるだけ広めに”とお願いしました。でも、完成してみると目元だけ浮いて見えてしまって…。先生に“まぶたの厚みや筋力を考えるともう少し狭い方がいいと思います。”と言われていたのに…。もっと先生の意見を参考にしておけばよかったと後悔しました。」
→ このケースでは、自分の希望だけでデザインを決めてしまい、医師目線での意見を参考にしなかったことが原因です。医師からのまぶたの厚みや筋肉の強さ、顔全体のバランスを踏まえた提案を受け入れていれば、より自然な仕上がりになった可能性があります。
実例2
「糸がでているような気がしましたが、こんなものなのかな?と様子をみていたところ、腫れてきたので急いで受診しました。感染していたそうで、糸を抜去しましたがまだしこりが残っています…。」 → 違和感を感じた時点での早期受診が大切だとわかる例です。感染する前に処置をしていれば感染は免れた可能性が高いです。再手術も日を開けずにすることもできたかもしれません。しかし感染してしまうと、しこりが数カ月残ることがあり、しこりが残っている状態では再手術できない可能性が高くなります。違和感がある場合は自己判断で様子見せずに問い合わせるのが良いでしょう。
二重埋没の「失敗」とどう向き合うか(まとめ)
二重埋没の失敗は完全にゼロにはできません。しかし、
- ・ 何をもって失敗とするか
- ・ どのタイミングで不安を相談すべきか
- ・ どのように医師と向き合うべきか
これらを正しく理解すれば、不安を最小限に抑えることは可能です。
万が一仕上がりに不安がある場合でも、適切なタイミングで相談し、必要に応じて再施術やセカンドオピニオンを活用することで、後悔を防ぐ道があります。まずは信頼できる医師へ相談し、自分に合った最適な方法を一緒に探していきましょう。













