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耳垢が湿っているとワキガ体質?においと汗の関係を医療的に解説

こんにちは。大阪・心斎橋・ツツイ美容外科・美容皮膚科の板東です。

耳垢が湿っているとワキガ体質?においと汗の関係を医療的に解説

耳垢が湿っている人はワキガの可能性が高いとよく言われます。

これは医学的にも一定の関連があるとされており、アポクリン汗腺という汗腺の存在が深く関わっています。

ただし、耳垢が湿っている=ワキガというわけではなく、体質の一つとして考えられるものです。また、ワキ汗(多汗症)そのものは別の汗腺であるエクリン汗腺によるもので、ワキガとは異なる症状ですが、多量の汗がにおいを強める要因になるため、両者は間接的に関係し得るとも言えます。

今回はそのメカニズムと治療法について解説します。

耳の中の汗はアポクリン汗腺から

耳垢が湿るのは、耳の中にある「アポクリン汗腺」から汗が分泌されるためです。これは暑さなどによる体温調節のためのエクリン汗腺とは異なり、ホルモンの影響で分泌される特徴があります。

アポクリン汗腺は耳の中のほか、ワキの下や性器周辺など限られた部位にしか存在しません。

生まれつきこの汗腺の数が多い人は、耳垢が湿りやすくなる傾向があります。

アポクリン汗腺が多い=ワキガ体質の可能性

アポクリン汗腺から出る汗は脂質やタンパク質を含んでおり、これが皮膚常在菌によって分解されると、独特なにおいが発生します。耳垢が湿っている人はこのアポクリン汗腺が多く、ワキガ体質である可能性が高いといえます。

 

まとめ

耳垢とワキガの関係

 

耳垢が湿っている人はアポクリン汗腺が多く、ワキガ体質の可能性が高い

 

ワキガのにおいは、汗が皮膚常在菌によって分解されることで発生する

 

多汗症とエクリン汗腺の関係について

また、ワキにはアポクリン汗腺と並んで、エクリン汗腺も豊富に存在しています。エクリン汗腺は全身に分布しており、水分中心のさらさらした汗を分泌し、主に体温調節を担う役割を果たします。

汗をかくという生理現象を支配している自律神経が乱れると、汗のコントロールが難しくなり、多汗症の原因になります

なお、エクリン汗腺自体はほぼ無臭ですが、皮膚の常在菌が汗を分解することで、においが発生するケースもあります。

 

多汗症は直接的なにおいの原因にはなりませんが、ワキが常に湿った状態になることで、アポクリン汗腺由来の汗が分解されやすくなり、結果としてワキガのにおいを助長する場合もあるとされています。

 

エクリン汗腺や多汗症の詳しい仕組みは、「汗くささとワキガの違いとは?原因・体質・ミラドライなどの治療法を詳しく解説」でもご紹介しています。

 

まとめ

多汗症とエクリン汗腺の関係

 

多汗症はエクリン汗腺の過剰な働きによるもので、においの原因とは異なる

 

ただしワキの湿度が高いとワキガのにおいを強める要因になることも

ワキガ・多汗症は自分で気づきにくいことも

ワキガのにおいは、本人が自覚しにくいことが多い症状のひとつです。長年自分のにおいに慣れてしまっていることや、においの感覚には個人差があるため、周囲は気になっていても本人は気づかないというケースもよくあります。

多汗症についても、「汗っかきな体質」として見過ごされやすいですが、汗の量が多いことでにおいを助長したり、日常生活に支障をきたすようであれば、クリニックへの相談が大切です。

 

子どもの頃から見られる「耳垢の湿り」は将来の体質のサイン?

耳垢の湿りは、アポクリン汗腺が多い体質に見られる傾向があり、ワキガや多汗症の素因のひとつと考えられています。この湿りは子どもの頃から確認できる特徴で、将来的なにおいや汗の悩みにつながる可能性があります。

実際にワキガのにおいが出始めるのは、中学生以降の第二次性徴の頃が多く、ホルモンの影響でアポクリン汗腺の働きが活発になる時期です。最近では発育の早い子どもが小学校高学年からワキガを発症する例もあり、早めの観察や対処が安心につながります

また、ワキガ体質には遺伝の関与も強いとされており、親兄弟にワキガ体質の方がいる場合、耳垢が湿っていれば将来的ににおいが出る可能性が高いとも考えられています。

 

まとめ

遺伝・子どもの体質

 

ワキガ体質は遺伝の影響を受けやすく、耳垢の湿りが早期のサインになることも

 

子どもの頃からの観察を早期相談が安心につながる

 

ワキガ・多汗症は体質のひとつ。治療も可能です。

「自分の耳垢が湿っていて不安」「子どもが将来ワキガにならないか心配」
そんなときは、まずはクリニックに相談してみることが大切です

耳垢が湿っていたり、家族にワキガ体質の方がいたとしても、必ずしも自分もワキガになるとは限りません。また、実際にワキガ体質であっても、軽度であれば防臭グッズなどで日常生活に支障がないことも多いです。

 

ワキガはホルモンの影響が強く、若い時期ほどにおいが強く、年齢とともに徐々に薄くなる傾向もあります。

大切なのは、ひとりで悩みを抱え込まず、医師に相談して客観的な評価を受けること。そうすることで、においや汗の不安を軽減し、適切な対処法を知ることができます。

ワキガ多汗症も、恥ずかしいことではなく体質の一部です

誰にも相談できずに人との関わりが怖くなってしまう前に、どうぞお気軽にご相談ください。

 

まとめ

治療と相談の大切さ

 

ワキガ・多汗症は体質であり、適切な治療や対策が可能

 

ひとりで悩まず、まずはクリニックで相談を

ワキガ・ワキ汗・多汗症治療ならツツイ美容外科

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【ワキボトックス】軽度のワキ汗・一時的な対策に最適

手術は避けたいけれど、汗を抑えたい」という方に人気の治療がボトックス注射です。
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汗腺の働きを一時的に抑制し、効果は約4~6か月間持続します。
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※自由診療となります。効果には個人差があります。

>>ツツイ美容外科(大阪・心斎橋)詳しいボトックスのページはこちら

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厚生労働省承認機器ミラドライ」を用いた治療は、マイクロ波エネルギーで汗腺を直接破壊。
1回の治療でも長期間の効果が期待され、通院回数を抑えたい方に最適です。
ダウンタイムも比較的少なく、「根本的に汗を改善したい」という方に向いています。

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※米国FDAではニオイ・減毛効果も報告(日本未承認適応)。

>>ツツイ美容外科(大阪・心斎橋)詳しいミラドライのページはこちら

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極細針から高周波を照射し、汗腺の深さに応じて5段階でアプローチ
治療可能部位:ワキ・乳輪周囲・デリケートゾーン(外陰部など)
ミラドライでは対応できない部位も治療可能です。

※自由診療となります。治療部位や症状により価格・効果が異なります。

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ワキガ・ワキ汗・多汗症治療のご相談はツツイ美容外科へ

当院では、医師が一人ひとりの症状やお悩みを丁寧にカウンセリングし、適切な治療をご提案します。
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カウンセリングの予約はWEBからいつでも予約可能

こちらをタップすると、予約画面へ移動します↓

WEB予約フォームから24時間いつでもご予約が可能です。
空き状況を確認しながらスムーズに予約完了まで行えます。

大阪・心斎橋の多汗症・ワキガ治療はぜひツツイ美容外科・美容皮膚科にお任せください!

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この記事はツツイ美容外科院長が監修しています

院長 筒井 康文

医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文

国立佐賀大学(旧佐賀医科大学)医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。

医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文

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