こんにちは。大阪・心斎橋・ツツイ美容外科・美容皮膚科の板東です。
目次
ワキガと足のにおいの強さに関連性はあるの?
ワキガも足のにおいも他人から気にされやすいにおいなので、「自分はワキガだから足もくさいかも」と悩んでいる人もいるかもしれませんね。しかし、ワキガと足のにおいの強さには関連性がないと言われています。同じ体臭なのに不思議ですが、ワキガと足のにおいでは、においの原因がまったく違っているからです。
ワキの下と足の裏に存在する汗腺は違う

ワキの下は汗を分泌する汗腺が集中しているエリアですが、一口に汗腺といっても2つの種類があります。
1つは誰の体にも多く存在している「エクリン汗腺」。この汗腺はワキの下に限らず全身の様々な部位にあり、体温が上がり過ぎないように汗で調整する働きを持っています。暑いときや運動したとき、辛いものを食べたりしたときにかく汗は、このエクリン汗腺から分泌されます。
足の裏にも数多くのエクリン汗腺が存在しています。
そして、ワキの下にある汗腺のもう1つは、「アポクリン汗腺」という種類の汗腺です。こちらは体温調節のための汗ではなく、動物でいうと自己を主張するためのフェロモンのような働きで汗を分泌します。ワキの下を始め、乳首や性器周辺などの限られた部位にしか存在しない汗腺です。足の裏には、アポクリン汗腺は存在していません。
まとめ
✅ ワキの下には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の両方が存在
→ エクリン汗腺は体温調節、アポクリン汗腺はにおいの元となる汗を分泌。
✅ 足の裏には「エクリン汗腺」のみが存在
→ アポクリン汗腺はなく、ワキガの原因となる汗は出ない。
✅ アポクリン汗腺は限られた部位(ワキ・乳首・性器周辺)のみに存在
→ フェロモン的役割を持ち、分泌される汗がワキガの主な原因に。
ワキガの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗

ワキガ独特のにおいの原因となっているのは、アポクリン汗腺から分泌される汗です。
アポクリン汗腺から分泌される汗は、通常の汗とは違いベタベタとした乳白色で、タンパク質や脂肪などの栄養分も混じっています。それを皮膚にすむ細菌がエサにして分解すると、栄養分が変異して強いにおいを発するようになります。
アポクリン汗腺の数には個人差があり、生まれ持った体質によって決まります。ワキガは、もともとアポクリン汗腺の多い体質の人にしか発生しません。それ以外の人は、いくらワキに汗をかいても汗くさくなるだけで、ワキガに特有の強いにおいが発生することはありません。日本人の場合、ワキガ体質の人は全体の10%程度と言われています。
足の裏のにおいの原因はエクリン汗腺から分泌される汗

一方、足の裏のにおいの原因となるのは、エクリン汗腺から分泌される汗です。
エクリン汗腺から分泌される汗は基本的にあまりにおいがありませんが、雑菌が繁殖しやすい部位の汗を放置しておくと、雑菌による分解・発酵が進んで酸っぱいにおいがするようになります。
足の裏はエクリン汗腺が多く汗をかきやすいわりに、常に靴下や靴に包まれていてむれやすいので、湿気を好む雑菌にとっては絶好の住みかとなります。さらに、指の間や爪の中にも汚れがたまりやすく、それらの条件が合わさると強烈な足のにおいが発生します。しかし、足の裏にアポクリン汗腺は存在しないので、ワキガと同じようなにおいがすることはありません。
また、エクリン汗腺とアポクリン汗腺は汗をかくシステムも違うので、ワキガの人が必ず足がくさいとは限らず、足がくさい人は必ずワキガであるとも限りません。
この2つのにおいに関連性はないのです。
まとめ
✅ ワキガのにおいはアポクリン汗腺の汗+皮膚常在菌の分解が原因
→ タンパク質や脂肪を含む汗が細菌によって分解され、強いにおいに変化。
✅ 足のにおいはエクリン汗腺の汗が雑菌と混ざることで発生
→ におい自体は汗ではなく、湿気と汚れによる雑菌繁殖が主な原因。
✅ ワキガと足のにおいは汗腺の種類も原因も異なるため、無関係
→ ワキガだから足がにおう、足がくさいからワキガということはない。
ワキガと足のにおいでは対策も違う

足のにおいの場合、においの原因は汗そのものというより、雑菌の繁殖しやすいむれた環境や汚れの洗い残しが大きく影響します。
靴下や靴を吸湿速乾の通気性のよいものに変えたり、防臭・抗菌作用のあるクリームを塗ったり、指の間や爪もブラシでていねいに洗ったりすると、だいぶにおいを防ぐことができます。
一方、ワキガの方は、そのような対策だけではにおいを防ぐことは難しく、いくら清潔にしていても独特のにおいは残ってしまいます。もちろん、雑菌の繁殖を抑える環境づくりをすることでにおいの軽減はできますが、健康な人の皮膚には必ず常在菌が住んでいるため、アポクリン汗腺からの汗の分解を止めることはできません。
ワキガは1つの体質による生理現象で、不潔さや生活習慣によっておこっているわけではないため、じゅうぶんな対策のためには専用のケア用品やクリニックでの治療が必要となってきます。
多汗症との合併で悩みが深くなりやすい

また、気温にはかかわらず必要以上の汗を常にかいてしまう多汗症という病気がありますが、多汗症があるとワキガや足のにおいも強くなりやすくなります。
多汗症だからワキガや足がにおうというわけではなく、もともとワキガ体質の人や足のにおいがでやすい人がたくさんの汗をかくと、さらに雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうからです。
多汗症があるだけでも色々不便があって大変ですが、ワキガや足のにおいのことまで加わると、本人の悩みはより深くなってしまいます。多汗症やワキガは専門のクリニックで治療できます。また、足のにおいにも、水虫や皮膚の病気など様々な要因が絡んでいる場合もあります。自分でのケアが難しいときは、専門のクリニックで相談してみましょう。
まとめ
✅ 足のにおいは清潔と通気性の確保が有効
✅ ワキガだけでなく、必要以上に汗をかいてしまう多汗症もあり、においを強くする原因に
✅ ワキ汗・ワキガ・多汗症は専門クリニックで治療が可能
ワキガ・ワキ汗・多汗症治療ならツツイ美容外科
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【ワキボトックス】軽度のワキ汗・一時的な対策に最適
「手術は避けたいけれど、汗を抑えたい」という方に人気の治療がボトックス注射です。
アラガン社製「ボトックスビスタ」を使用し、施術は約30分。
汗腺の働きを一時的に抑制し、効果は約4~6か月間持続します。
大切なイベント前や季節的な汗対策におすすめです。
※自由診療となります。効果には個人差があります。
>>ツツイ美容外科(大阪・心斎橋)詳しいボトックスのページはこちら
【ミラドライ】重度のワキ汗・多汗症に、切らずに根本アプローチ
厚生労働省承認機器「ミラドライ」を用いた治療は、マイクロ波エネルギーで汗腺を直接破壊。
1回の治療でも長期間の効果が期待され、通院回数を抑えたい方に最適です。
ダウンタイムも比較的少なく、「根本的に汗を改善したい」という方に向いています。
※「重度の原発性腋窩多汗症」の適応において医療機器承認を取得済。
※米国FDAではニオイ・減毛効果も報告(日本未承認適応)。
>>ツツイ美容外科(大阪・心斎橋)詳しいミラドライのページはこちら
【ビューホット】デリケートゾーンやチチの汗・ニオイにも対応
スソワキガ・チチガ・ワキ以外の多汗症に対応できるのが「ビューホット」です。
極細針から高周波を照射し、汗腺の深さに応じて5段階でアプローチ。
治療可能部位:ワキ・乳輪周囲・デリケートゾーン(外陰部など)
ミラドライでは対応できない部位も治療可能です。
※自由診療となります。治療部位や症状により価格・効果が異なります。
>>ツツイ美容外科(大阪・心斎橋)詳しいビューホットのページはこちら
ワキガ・ワキ汗・多汗症治療のご相談はツツイ美容外科へ
当院では、医師が一人ひとりの症状やお悩みを丁寧にカウンセリングし、適切な治療をご提案します。
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空き状況を確認しながらスムーズに予約完了まで行えます。
大阪・心斎橋の多汗症・ワキガ治療はぜひツツイ美容外科・美容皮膚科にお任せください!
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