二重埋没を検討している人、すでに受けた人の多くが感じる不安が「いつか取れるのでは?」という点です。結論として、二重埋没は半永久的に残る施術ではありません。
しかし、術式の選び方やアフターケアによって持続期間は大きく変わります。本記事では「なぜ二重埋没は取れると言われるのか」「どんな人が取れやすいのか」「長持ちさせる方法は何か」を専門的な観点から整理しつつ、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
目次
二重埋没はなぜ「取れる」と言われるのか?仕組みと持ちの目安
二重埋没が「取れる」と言われる背景には、施術の仕組みやまぶたの変化があります。まずは埋没法の構造と、一般的な持続期間の目安、そして取れやすくなる条件を理解することが重要です。
埋没法は、まぶたと上眼瞼挙筋というまぶたを上げる筋肉を髪の毛よりも細い糸で結び、二重まぶたする方法で非常に人気の高い施術です。メスを使用しないため、痛みや腫れなどのダウンタイムも少なく、また短い時間での施術が可能です。
埋没法の基本構造|糸で「折り目」を作る仕組みと切開法との違い
埋没法は、医療用の細い糸をまぶたの内部に通し、内部組織に“溝”をつくることで二重を作る施術です。皮膚を切らないためダウンタイムが短く、人気の高い方法ですが、糸で固定している以上、加齢や皮膚の変化によりラインが薄れたり戻ったりする可能性があります。
一方、切開法は皮膚を切り、内部組織を縫合して二重を形成するため、持続力は圧倒的に高いのが特徴です。

持ちの年数イメージ|1〜2年で戻る人/10年以上持つ人の違い
「二重埋没 取れる」という不安は、実際に持ちの個人差が大きいことから生まれます。
実際に手術を受けた方を長期的に追跡調査しているわけではないため、正確な年数をお伝えすることは難しいのですが、10年以上きれいなラインを保っている方もいれば、まれに1〜2年でラインが緩んでしまう方もいらっしゃいます。
こうした個人差を考慮して、保証制度を導入しているクリニックもあります。たとえば、保証期間内にラインが取れてしまった場合、無料で再手術を受けられるケースもあります。施術を検討されている方は、事前に保証内容をしっかり確認しておくと安心です。
持ちに差が出る理由は以下の通りです。
- ・ まぶたの厚み(皮膚・脂肪が多いと緩みやすい)
- ・ ラインの高さ(高すぎると負荷が大きい)
- ・ まぶたをこする癖の有無
- ・ 点留め数や糸の掛かり方
- ・ 蒙古襞が強い方が平行二重を希望され無理にラインを作った場合
- ・ 目頭を覆う皮膚(蒙古襞)がしっかりしている方が、平行型の二重を希望され、無理にラインを作った場合
二重ラインの持続期間には個人差があり、まぶたの厚みや脂肪の量、皮膚の質、そしてラインの位置や留め方など、さまざまな要因が影響します。ここでは、異なる条件で手術を受けた2名の方の経過をご紹介します。
経過例①:まぶたに脂肪が多く、1年半後にラインが薄くなったケース
「もともとまぶたが厚めで、2点留めで埋没しました。最初の半年は理想通りだったのですが、1年を過ぎたあたりから片方のラインが少しずつ薄くなってきて…。1年半後には、朝は二重でも夕方にはほぼ消えてしまうように。医師からは“まぶたの脂肪が多いと糸に負担がかかりやすい”と説明されました。」
このケースでは、まぶたの脂肪量が多かったことに加え、2点留めという固定点の少なさが影響し、比較的早い段階でラインが緩んでしまったと考えられます。
経過例②:無理のないライン設定で20年間安定したケース
「これまでに他のクリニックで2回、埋没法の手術を受けましたが、どちらも数年でラインが取れてしまいました」と来院された方。3回目の手術では、医師がまぶたの状態を丁寧に診察し、無理のない自然なラインを提案。ご本人も納得のうえで施術を受けられた結果、20年経った現在もラインは安定しています。
このケースでは、まぶたの構造や皮膚の状態を考慮し、自然で負担の少ないラインを選んだことが、長期的な安定につながったと考えられます。希望のデザインだけでなく、まぶたに合ったラインを選ぶことが、持続性を高めるポイントのひとつです。
取れやすい条件(まぶたが厚い・高すぎるライン・こする癖 など)
まぶたが厚く脂肪が多い場合、埋没の糸が支える力よりも上からかかる重みが大きくなり、ラインが薄くなりやすくなります。また、無理に高いラインを選ぶと、まばたきの度に糸へ負担がかかり、持続期間が短くなります。
さらに、目をこする癖、うつ伏せ寝、強いアイメイクの摩擦なども糸の緩みにつながります。
二重埋没が取れかけたときのサインと対処法
二重が本当に取れかけているのか、ただの経過なのかは判断が難しいものです。ここでは、取れかけのサインと対処法、受診のタイミングを整理します。

取れかけの代表的サイン|片目だけラインが薄くなる/折り目が二重になる
以下のような症状がある場合、埋没の糸が緩んでいる可能性が高いです。
- ・ 片目だけラインが薄くなった
- ・ 二重ラインが二重になり“段差”のように見える
- ・ 折り込みが浅くなり、奥二重気味になる
- ・ 目を開けたときラインが途中で切れている
様子見でよいケースと早めに受診すべきケースのチェックリスト
次の症状は「様子を見て問題ない」ケースです。
- ・ まだ術後1〜2ヶ月で落ち着く途中
- ・ 朝だけむくみでラインが不安定
- ・ 幅がやや落ち着いたが生活に支障はない
一方、以下の状態は受診を推奨します。
- ・ ラインが完全に消失した
- ・ 糸が出てきている
- ・ 糸が取れてポコッと突出がある
- ・ まばたきで引っかかりがある
- ・ 腫れがひどく、左右差が見られる
- ・ 痛みが強い
- ・ 視力が低下している

保証期間内の相談と再施術の流れ|費用・ダウンタイムの目安
多くのクリニックには「取れた場合の再施術保証」があります。保証期間内であれば無料または低価格で再埋没が可能なことも多いため、まずは受診するのが賢明です。
一般的な流れは次の通りです。
- ① 状態確認の診察
- ② 再施術が必要か判断
- ③ 費用と保証内容の説明
- ④ 必要なら再埋没または別の術式を選択
- → 再施術のダウンタイムは初回より短いケースもありますが、腫れの出方には個人差があります。
片目だけ取れたときの考え方|左右差へのストレスと対応パターン
片目のみ取れた場合、特にストレスが大きくなります。多くのクリニックでは「片目のみの再埋没」も可能で、費用が安く負担が小さいのが特徴です。
ただし、片目だけ幅を揃えるより、両目のデザインを微調整した方が自然な仕上がりになることもあります。
二重埋没が「取れにくくなる」ための術式選びとアフターケア
二重埋没は“完全に取れない施術”ではありませんが、取れにくくする方法は確実に存在します。術式・医師選び・日常のケアまで、長持ちのコツを解説します。

取れにくさを左右するポイント(点留め数・固定位置・まぶたの状態)
埋没の持続には、以下の要素が深く関係しています。
- ・ 点留め数:2点より3点、3点より4点の方が安定しやすい
- ・ まぶたの厚み:脂肪が多い場合は脱脂併用で持ちが改善する
二重ラインの持続には、まぶたの筋肉と皮膚の組織の関係性が影響しています。この関係は、使用する糸の本数や、糸を通す穴の数によって変化します。点の数を多くして留めることで、筋肉と皮膚のつながりが安定しやすくなり、ラインがきれいに出て、取れにくくなる傾向があります。また、腫れも少なくてすむ場合が多いです。ただし、まぶたの状態は人によって大きく異なるため、医師の判断とデザイン力が重要です。
医師のカウンセリングで確認したい質問例(保証・再手術・症例写真)
取れにくい埋没を求めるなら、カウンセリング時に次の質問をしておくべきです。
- ・ 私のまぶたは何点留めが適していますか?
- ・ 脱脂は必要ですか?
- ・ どのくらいの期間持つ見込みがありますか?
- ・ 過去の似た症例を見せてもらえますか?
- ・ 取れた場合の保証内容はどうなりますか?
質問への回答の明確さは、クリニックの技術力や誠実さを測るポイントになります。
埋没法による二重を長持ちさせるために重要なのは、「適切なライン設定」と「皮膚組織と筋肉の関係がしっかりと作られているか」という点です。
まず、患者様ご自身の目の形に合ったラインを選ぶことで、二重を長期間安定して保てる可能性が高まります。たとえば、平行型のラインをご希望でも、目頭を覆う皮膚(蒙古襞)がしっかりしている場合には、目頭切開を併用することで、より自然で持続しやすい仕上がりが期待できます。無理にラインを作るのではなく、希望のデザインと目の形のバランスを見ながら、丁寧にアセスメントしてもらうことが大切です。
さらに、皮膚組織と筋肉をしっかりと糸で固定し、まぶたを持ち上げる筋力が十分にあることも、ラインの安定には欠かせません。これらは術式の選択や医師の技量によっても左右されるため、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが、長持ちする二重を実現するための大切なポイントです。
日常生活で避けたいNG習慣(こする・うつ伏せ寝・頻繁なアイプチなど)
取れにくさには生活習慣が影響することもあります。次の行動は避けましょう。
- ・ 目をこする癖
- ・ うつ伏せや横向きで強く顔が押される
- ・ 強いアイメイクによる摩擦
- ・ 頻繁なアイプチ
- → 生活習慣を意識することで、埋没の持ちが良くなることがあります。
実際の事例から見る「長持ちしたケース/早く取れたケース」の違い
長持ちしやすいケースの共通点は「適切なライン設定」と「生活習慣の丁寧さ」です。一方、早く取れたケースでは「無理に高いラインを選んだ」「こする癖が強かった」といった要因が目立ちます。
二重埋没が取れるリスクとどう付き合うか(まとめ)
二重埋没は「取れる可能性がある施術」であることを前提に、自分に合ったラインや術式を選ぶことが大切です。まぶたの状態に対して無理のないデザインを選び、生活習慣に気をつければ、長期間の維持も十分に可能です。
万が一、ラインが薄くなったり違和感を覚えたりしたら、早めに受診することでストレスを軽減できます。保証制度の活用や、必要に応じた再施術によって、長期的に理想の目元を保つ道はあります。
最後に、不安が強い方は一度カウンセリングで自分のまぶたの状態を診てもらい、最適な術式や持続の見込みを確認することをおすすめします。













