2026/10/06

症例紹介|ミックス型から平行型の二重へ(埋没法の他院修正)

他院で受けた二重手術の修正について

他院で二重まぶたの手術を受けた後、二重のラインが気に入らないという理由で、当院に修正を求めて来られる方は、少なくありません。

ほとんどの場合は修正することができますが、修正が難しいケースもあります。

修正が難しいケース

例えば切開二重をして傷跡が非常に固くなっている場合は、二重幅を変えることができても、二重のラインがいびつになることがあります。

また、広い幅の二重を狭くする場合も、糸を抜いて皮下組織の剥離をしてもキレイな二重のラインにならないことがあります。

埋没法による二重の修正

一般的には、埋没法の場合はまぶたにできた傷は少なく、ほとんど固くないので、修正可能なことが多いです。

今回のご相談:ミックス型から平行型の二重へ

今回の症例は、8年前に他院で埋没法を受けています。それ以外にも、クマ取りの手術や、たれ目形成、目の下のヒアルロン酸注入もされています。

当院に来られたのは目頭の二重幅を広くして平行二重にされたいという目的でした。

診察で確認した目元の状態

診察の際の問診で目の下のクマ取りの経験があり、またヒアルロン酸もされたということですが、まだ目の下のくぼみは、少しありました。

また、手術が原因かどうかはわかりませんが目の上もくぼみが見られました。

目の下の眼窩脂肪を取り過ぎると、眼球周囲の眼窩脂肪のボリュームが減り、目の上がくぼむことがあります。それに対してはヒアルロン酸注入や脂肪注入で対処することができます。

ご希望の二重を確認するシミュレーション

今回は、平行二重モニターのご希望でしたので、それについて解説します。

二重の幅と形のご希望を伺う

私は、二重まぶたの診察において最初に尋ねることは、患者様が、どのような二重まぶたにされたいのかということです。

ひかえめな幅か、普通の幅か、広めの幅か。
末広型かミックス型か平行型か。

シミュレーションでラインのでき方を確認

その後、涙管ブジーという細い針金のような器具で、鏡を見ていただきながら、いくつかの二重のラインをシミュレーションします。

簡単にご希望のラインができる人と、なかなかラインを作るのが難しい人があります。

すぐにできる場合は、そのラインは、その人にとってフィットしやすく、取れにくいラインと言えます。逆に無理をしないとできない場合は、なじみにくいラインで取れやすい可能性があります。

① 術前

今回のモニター様はミックス型の二重まぶたをしていて、目頭側をもう少し広くして平行型の二重まぶたにされたいということでした。

ブジーでシミュレーションしたところ、スムーズにラインができたので、目頭の幅を2ミリ程広く、最大13mm幅でデザインすることにしました。

② 術直後

手術は、通常の2ヵ所固定(糸2本使用)の6点留めで行ないましたが、目頭のラインが少し弱かったため1針追加して3ヵ所固定(糸3本使用)の6点留めで行ないました。

③ 1週間後

術後は左目の上眼瞼挙筋(まぶたを挙げる筋肉)の筋力が弱く、まぶたの挙がりが不十分で眠そうな目になっています。

当院の埋没法(挙筋法)は筋肉や結膜に負担をかけない方法をとっているので、ほとんどの場合は時間が経って腫れが引くにつれて、筋力は回復してきます。

1週間で、左目の筋力は大分回復して、まぶたの挙がりがよくなっています。

④ 1ヵ月後

通常は、1ヵ月で、腫れはほぼ引くことが多いです。

しかし、このモニター様は、13ミリという広い幅で、しかも左目の筋力が弱いこともあり、1ヵ月経っても、まだ腫れは残り、左目の筋力は十分回復していません。

⑤ 2ヵ月後

2ヵ月後、ようやく腫れが引き、左目の筋力も回復し、左右対称の平行二重になっています。

院長
院長

この記事を書いた人

筒井 康文 院長

国立佐賀大学医学部卒業後、名古屋掖済会病院の救命救急で研修を積み、大手美容外科で技術を習得。
1988年にツツイ美容外科を開院し、長年にわたり美容医療に従事。豊富な臨床経験をもとに、患者一人ひとりの想いに寄り添った診療を重視し、「安心して受けられる美容医療」の提供を日々追求している。

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