2026/06/12

埋没法が取れた?ラインが薄くなった原因と再施術の判断基準

埋没法が取れた?ラインが薄くなった原因と再施術の判断基準

 

「以前より二重が薄くなった気がする」「幅が狭くなった」「昔より目元の印象がぼやけた」。埋没法を受けた方から、このような相談は少なくありません。しかし、その変化が必ずしも「埋没法が取れた」ことを意味するわけではありません。実際には、糸の緩みだけでなく、加齢によるまぶたの変化や眼瞼下垂傾向、脂肪量の変化などが影響しているケースもあります。

特に埋没法を受けて数年が経過した方や、他院施術後に違和感を感じている方は、「取れたかどうか」だけでなく、「今の目元に何が起きているのか」を正しく見極めることが重要です。

本記事では、「埋没法が取れた」というテーマを、再施術や修正相談の視点から深掘りし、症状別の原因や再施術の判断基準について詳しく解説します。

ツツイ美容外科 院長 筒井 康文

監修医師

ツツイ美容外科 院長 筒井 康文

大阪・心斎橋で37年以上にわたり美容外科診療に従事。

二重整形や眼瞼下垂治療をはじめとする目元形成を数多く担当、院長を務めるツツイ美容外科では、二重整形や眼瞼下垂治療を中心に診療を行い、6年の間だけでも2,698件の埋没二重術を担当(※2019年1月~2025年12月 当院集計)。

長年の経験によって培われた診断力をもとに、一人ひとり異なるまぶたの状態を見極め、適した治療方法を提案しています。

【所属学会・資格】

  • 日本美容外科学会(JSAS)専門医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • 日本美容外科医師会 会員
  • 日本先進医療医師会 会員

それは本当に“取れた”?よくある症状と見分け方

埋没法を受けた後に目元の変化を感じると、「糸が取れたのでは」と考える方が多いでしょう。しかし実際には、完全に取れた状態と、加齢などによる変化では対応方法が異なります。

二重ラインの変化の見分け方

【医師が診察で確認するポイント】

「埋没法が取れたと思って来院したものの、実際には糸の問題ではなかった」というケースは少なくありません。

診察では主に以下のポイントを確認します。

  • ・二重ラインが完全に消失しているか
  • ・左右差が生じているか
  • ・まぶたの皮膚のたるみが増えていないか
  • ・目を開く力(眼瞼下垂傾向)が低下していないか
  • ・まぶたの脂肪量に変化がないか

当院に寄せられる再施術相談では、40代以降の方において加齢変化が影響しているケースも少なくありません。

自己判断だけで再施術を決めるのではなく、まずは現在の状態を診断することが大切です。

埋没法が取れたサインとは?

以下のような変化がみられる場合は、埋没法の固定力が低下している可能性があります。

  • ・ 朝起きると一重に戻る
  • ・ 二重ラインが途中で切れる
  • ・ 左右差が急に出た
  • ・ 日によってラインが変わる
  • ・ 以前より目が重く感じる

ただし、これらの症状は必ずしも糸が外れたことを意味するわけではありません。加齢によるたるみや眼瞼下垂傾向が影響している場合もあるため、正確な診断が重要です。

ラインが薄くなった・消えかけているケース

最も多い相談が「以前よりラインが薄くなった」というケースです。

この場合、糸が完全に外れているとは限りません。糸の固定力が少し弱くなったことで、二重ラインが浅くなっている可能性があります。

特に施術から5年以上が経過している場合、埋没糸の経年劣化だけでなく、まぶたの周囲組織(皮膚のたるみや脂肪の変化など)が変化したことで、二重のラインが見えにくくなっている可能性もあります。

朝だけ薄い、疲れた日に目立つといった場合は、完全に取れた状態ではなく、軽度の緩みであるケースが少なくありません。

幅が狭くなった・たるみで隠れているケース

「昔より幅が狭くなった」という悩みも非常に多く見られます。

この場合は糸ではなく、まぶたの皮膚変化が原因になっていることがあります。

30代以降になると皮膚の弾力が低下し、上まぶたが徐々に被さってきます。その結果、二重ラインが見えにくくなり、幅が狭くなったように感じます。

また、目を開く力が弱くなると、二重の折り込みが浅くなり、ライン全体がぼやけた印象になることもあります。

埋没法後にラインが変わる原因とは?

埋没法は永久的な施術ではありません。しかし「取れる=糸が外れる」という単純な話でもありません。

目元の変化には複数の要因が関係しています。

糸の緩み・外れによる変化

埋没法が取れる原因として最もイメージしやすいのが糸の緩みです。

埋没法では医療用の糸で二重ラインを形成します。長期間のまばたきや筋肉の動きによって、少しずつ固定力が低下することがあります。

特に以下に当てはまる方は注意が必要です。

  • ・ 幅広デザインを選択した
  • ・ まぶたが厚い
  • ・ 目を強くこする習慣がある
  • ・ コンタクト装用歴が長い

こうした条件では糸への負荷が大きくなります。

ただし、現在の埋没法は技術の進歩により持続性が向上しており、必ずしも短期間で取れるわけではありません。

加齢・まぶたの厚み・脂肪の影響

実は修正相談で多いのは、糸ではなく加齢変化です。

加齢に伴い、

  • ・ 皮膚がたるむ
  • ・ 眼瞼下垂傾向が出る
  • ・ 上まぶたがくぼむ
  • ・ 眉毛の位置が下がる

といった変化が起こります。

その結果、昔と同じラインが存在していても見え方が変わることがあります。

「埋没法が取れたと思って来院したら、実際は眼瞼下垂が進行していた」というケースは珍しくありません。

加齢によるまぶたの変化イメージ

【ツツイ美容外科 院長コメント】

修正相談で来院される方の中には、「埋没法が取れた」と感じていても、実際には加齢によるまぶたの変化が主な原因であるケースがあります。

その場合、再度埋没法を行うだけでは根本的な改善につながらないこともあります。

大切なのは「ラインが薄くなった原因」を見極めることです。

糸の緩みなのか、皮膚のたるみなのか、眼瞼下垂傾向なのかによって適した治療法は異なります。

当院では再埋没だけでなく、切開法や眼瞼下垂治療も含めて総合的に診断しています。

何回までできる?再施術のリアル

再施術を考える方が最も気にするのが「何回まで埋没法ができるのか」という点です。

SNSなどでも「埋没法5回目です」といった投稿が注目されています。

埋没法は何回まで可能?(3回・5回の現実)

実際に複数回の再施術を受ける方もいますが、回数が増えるほど組織の状態は複雑になります。

そのため、「何回までできるか」ではなく、「現在のまぶたの状態で埋没法が適しているか」を判断することが重要です。

ツツイ美容外科でも、別の医院で複数回埋没法を受けた方のご相談がありますが、まぶたの状態によっては再埋没より別の治療法をご提案するケースもあります。初回と同じ考え方では対応できないケースが多いためです。

こんな状態なら再埋没できる可能性あり

  • ・ 1〜2回目の再施術
  • ・ 糸の緩みが主原因
  • ・ まぶたのたるみが少ない
  • ・ 幅の微調整が目的

埋没法以外を検討した方がよいケース

  • ・ 複数回の再施術歴がある
  • ・ まぶたが厚い
  • ・ たるみが強い
  • ・ まぶたのくぼみが強い

症例紹介|埋没法を繰り返しても改善しなかった二重ラインが眼瞼下垂治療で改善したケース

眼瞼下垂治療症例(他院修正)

【院長コメント】

こちらの患者様は、もともと埋没法で二重を作られていました。

その後、「もう少し幅を広げたい」というご希望から、2018年に以前の埋没糸を抜去したうえで新たに埋没法を受けられています。さらに2020年には左右差を整えながら二重幅を広げる目的で3回目の埋没法を受けました。

しかし、その後も理想の状態にならず、別の医院で全切開法による二重術を受けられています。それでも時間の経過とともに二重ラインの見え方や目の開きに違和感を感じるようになり、当院へご相談に来られました。

診察の結果、単に二重の固定が外れているだけではなく、ご希望の二重幅に対してまぶたを持ち上げる力が弱くなっており、軽度の眼瞼下垂(がんけんかすい)の状態が見られました。そこで2025年に眼瞼下垂手術を行い、目の開きを改善したところ、二重ラインの見え方も自然に整いました。上の症例写真は、眼瞼下垂手術前後の変化を示しています。

患者様は当初「また埋没法をやり直さなければいけないのではないか」と考えておられましたが、実際には二重ラインそのものよりも、まぶたを持ち上げる機能の低下が大きな原因だったと考えられます。

回数を重ねるリスクと注意点

再施術を繰り返すと、

  • ・ 糸が蓄積する
  • ・ 組織が硬くなる
  • ・ デザインの自由度が下がる

などのリスクがあります。

そのため「また埋没すれば良い」と安易に考えるのではなく、なぜ変化したのかを分析することが重要です。

場合によっては埋没法以外の選択肢が適していることもあります。

再施術の選択肢|埋没か?切開か?

再施術を検討する際は、埋没法を繰り返すべきか、それとも別の施術を検討すべきか判断する必要があります。

埋没法の再施方法の判断フロー

再度埋没法で改善できるケース

次のようなケースでは再度埋没法で改善できる可能性があります。

  • ・ 軽度のライン消失
  • ・ デザイン修正
  • ・ 左右差の微調整
  • ・ 初回施術から年数が浅い

組織状態が良好であれば、再度の埋没法で自然なライン形成が可能です。

再埋没が向いているケース

切開法や他施術を検討すべきケース

一方で次のケースでは別の選択肢が必要になることがあります。

  • ・ まぶたのたるみが強い
  • ・ 眼瞼下垂がある
  • ・ 脂肪が厚い
  • ・ 複数回の施術歴がある

こうした場合は、

  • ・ 切開法
  • ・ 眼瞼下垂手術
  • ・ 上まぶたのたるみ取り
  • ・ 脱脂

などを組み合わせた方が満足度が高くなることがあります。

埋没法だけにこだわらず、総合的に判断することが大切です。

他施術が向いているケース

後悔しない再施術のためのクリニック選び

大阪・心斎橋エリアには多くの美容クリニックがありますが、埋没法の再施術や他院修正は初回施術とは異なる診断力が求められます。

そのため、料金や保証だけでなく、修正症例の経験や他院修正への対応実績も確認することが大切です。

他院からの修正・再施術症例が多いクリニックの特徴

再施術に強いクリニックには共通点があります。

  • ・ 修正症例が豊富
  • ・ 埋没法以外の術式も提案できる
  • ・ まぶた全体を診断できる
  • ・ 他院修正に対応している

特に重要なのは、「埋没法しか提案しない医師」ではなく、複数の治療選択肢を持っている医師です。

カウンセリングで確認すべきポイント

カウンセリングでは次の点を確認しましょう。

  • ・ なぜラインが変化したのか
  • ・ 再度埋没が適応なのか
  • ・ 切開法との違い
  • ・ 今後何年維持できる見込みか

説明が具体的であるほど、診断力の高い医師である可能性が高いと言えます。

再施術のカウンセリングで確認したいポイント

まとめ|埋没法は“取れる”より“変化する”施術

埋没法は永久的な施術ではありません。しかし、目元の変化は必ずしも糸が取れたことだけが原因ではありません。

実際には、

  • ・ 糸の緩み
  • ・ 加齢変化
  • ・ まぶたの厚み
  • ・ 眼瞼下垂傾向
  • ・ デザインとのミスマッチ

など複数の要因が関係しています。

埋没法後のライン変化は、必ずしも「糸が取れた」ことだけが原因ではありません。

埋没法の再施術・他院修正をご検討中の方へ

埋没法のデザインをする医師

「埋没法が取れてしまったのか分からない」

「再施術が必要なのか判断してほしい」

「他院で受けた埋没法について相談したい」

そのようなお悩みをお持ちの方は、まずは診察で現在の状態を確認することが大切です。

ツツイ美容外科では、埋没法の再施術や他院修正のご相談にも対応しています。

診察のうえで、再埋没・切開法・眼瞼下垂治療など複数の選択肢から適した治療方法をご提案いたします。

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院長
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この記事を書いた人

筒井 康文 院長

国立佐賀大学医学部卒業後、名古屋掖済会病院の救命救急で研修を積み、大手美容外科で技術を習得。
1988年にツツイ美容外科を開院し、長年にわたり美容医療に従事。豊富な臨床経験をもとに、患者一人ひとりの想いに寄り添った診療を重視し、「安心して受けられる美容医療」の提供を日々追求している。

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