横顔の印象を整えるヒアルロン酸治療

はじめに

九州では5月中旬に梅雨に入りましたが、このところ蒸し暑い日々が続いています。

今回は普段あまり見ることのない、横顔についてのお話です。

横顔の美しさとは？

Eラインについて

毎日、平面の鏡で顔を見ている人は自分の横顔がどのようになっているのか、わからないと思います。

美容医療では横顔の美しさの基準として「Eライン」というのが有名です。

すなわち、鼻先と顎を結んだ直線よりも口の位置が内側にある状態です。

ogeecurve（オージーカーブ）について

また、斜め方向から見える「ogeecurve（オージーカーブ）」という基準もあります。

これはこめかみから頬にできるS字状のなめらかな曲線のことです。

横顔の印象は、年齢とともに変わる

これらの美しさの基準はその人が生まれ持った骨格に依存するところが大きいです。

しかし、加齢とともに気づかないうちに崩れてくる傾向があります。

特にオージーカーブは骨格だけではなく、筋肉や皮下脂肪といった組織の影響を受けやすいので、美しいオージーカーブというのは若さの象徴ということが言えるかもしれません。

モニター症例：20代後半女性、治療回数1回

今回のモニター様は20代後半女性で

ヒアルロン酸「ボラックスxc」を使用し、鼻に0.7cc、顎に1.3cc、合計2ccを注入しました。

額は以前にヒアルロン酸を入れているので、丸みのあるキレイな額をしています。

鼻へのヒアルロン酸注入ですが、鼻尖部に局所麻酔をして先端が丸くなった細長いカニューレで鼻筋と鼻柱へ麻酔液を少量注入します。

その後、ヒアルロン酸（ボラックスxc）を鼻筋と鼻柱へ注入し、鼻筋を通して高くし、鼻先も高くややアップノーズにします。

顎も局所麻酔をし、ヒアルロン酸を入れますが、顎の場合は高さを出したい位置がずれるといけないので、ニードルを使って入れています。

治療結果

オージーカーブは若いということもあり、キレイなカーブを描いています。

Eラインは、治療前と後で大きく変わっています。

鼻については鼻筋が通り高くなっています。

鼻先も高くなり、鼻唇角がやや広がり、アップノーズになっています。

顎についてはやや後退気味だった状態から、前に出てシャープな顎になっています。

Eラインも綺麗に整いました。

※感想であり、効果には個人差があります

2025.06.01

ツツイ美容外科院長がお届けしています。

医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文

国立佐賀大学（旧佐賀医科大学）医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。

医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文