2026/10/19
水光注射とは?痛み・施術の流れ・薬剤の選び方を美容看護師が解説

「保湿をしても肌の乾燥が気になる」
「以前よりハリやツヤがなく、化粧ノリもいまひとつ」
そんな肌の変化を感じていませんか?
乾燥や小じわ、毛穴の開きなどのお悩みに対し、肌の浅い層へ薬剤を注入する治療の一つが「水光注射」です。使用する薬剤によって特徴が異なるため、肌状態やお悩みに合わせて選ぶことが大切です。
こんにちは。大阪・心斎橋のツツイ美容外科、看護師の中山です。
患者様とお話ししていると、「自分にはどの薬剤が合うの?」「痛みや施術後の赤みはどれくらい?」といったご質問をいただきます。
この記事では、日々の施術経験をもとに、水光注射の特徴や痛み、施術の流れ、薬剤選びについてご紹介します。治療を検討する際の参考にしていただければ幸いです。
水光注射とは
「水光肌」とは韓国発祥の言葉で、水に濡れたようなツヤ・潤いに満ちた肌を意味します。水光肌を手に入れるために美容大国韓国で日常的に行われているのが水光注射です。
潤い成分をベースとした美肌成分や自己血液から採取した成分を、専用の機械で肌表面を吸引しながら顔全体に注射し、肌に潤いや美肌成分を均一に入れます。
・1gで水を6ℓも保持することができる潤い成分であるヒアルロン酸
・肌そのものを活性させてハリや弾力を高める成長因子
・内側からくすみを飛ばして肌を美白に導くグルタチオン
など、美容成分をセレクトして肌の浅い層に入れ、潤いの溢れるぷるんとしたツヤ肌に仕上げます。
また、水光注射は注入する薬剤の効果だけでなく、針を刺すことによって起こる創傷治癒作用により肌本来の再生力も引き出します。
2つの効果が合わさり、総合的に肌の若返りを促すことができるのです。

どのような悩みがあるときに受けたらいいのか
実際に受けに来院される患者様にお話を伺うと、乾燥や肌荒れ、ハリやツヤの低下、小じわ、ニキビ・ニキビ跡といったお悩みの改善を目的に水光注射を受けておられました。
こんなお悩みありませんか?
☑ 乾燥が気になる
☑ 花粉で肌が荒れる
☑ ハリがなくなっている
☑ 額や目の下の細かなシワが気になる
☑ ニキビやニキビ跡が治らない
後ほど詳しくお伝えしますが、PRP(自己血液)を選択される方は肌の若返りを求めてお越しいただくことが多く、肌のハリ・ツヤ・ふっくら感の向上を目的に受けられています。
水光注射で用いる機械
煌めくようなツヤと弾力あるハリを持つお肌のことを、美容先進国の韓国では「水光皮膚」と呼んでいます。
その「水光皮膚」を実現する治療である「水光注射」の施術には「ダーマシャイン®」という美肌治療機を用いています。

従来行われてきた美容薬剤の注入は、医師による“手打ち”が主でした。
手打ちにはお悩みに合わせて細かな調整ができる良さがありますが、
・注入量を均一に保てない
・注入速度や圧力が一定でない
・注入した肌表面がプツプツと一時的に膨隆する
・内出血が長引く
などの問題点がありました。
「ダーマシャイン®」を使用した場合、
・針の長さ
・注入量
・皮膚吸引圧
・吸引タイミング
をあらかじめセッティングすることができ、注入量と深さを患者様に合わせて調整できるようになりました。
また、薬剤を均一に狙ったエリアに注入し、1ショットあたり9本の針でスタンプを押すように注入できるため施術時間も大幅に短縮。皮膚を吸引して皮膚に針が密着した状態で注射することで痛みも緩和されています。
肌の浅い層に均一に、スピーディに、少ない痛みで美容成分を注入できるのが「ダーマシャイン®」なのです。
水光注射の痛み
痛みが少ないと言われても、針を刺す治療を受けるのは怖いですよね。来院される患者様のほとんどが水光注射を初めて受けるときはドキドキされるものです。
実際は「思っていたより痛くなかった!」「もう終わったの?!」と驚かれることも多い施術で、これまで受けてきた他の治療の方が痛かったというお声もよく聞きます。
個人差はありますが、皮膚を吸引しながら瞬時に肌の浅い層に注射を行うシステムと、事前に塗布する麻酔の効果に加え、1本1本の針がかなり細いため痛みは最小限となっています。1ショットあたり9本の針でスピーディに注射できるため、施術時間も短く抑えられており、施術担当の看護師と話している間に終わっていた・・・なんてこともあります。
水光注射を受けるまでの流れ
当院では、まずカウンセリングからお越しいただいています。全スタッフが患者様に最適な提案ができるよう一生懸命ご案内させていただきますので、「こんな肌になりたい」という目標や、「治療は受けたいけど、ちょっと怖いな」という不安、「この治療選択であっているのかな?」という疑問など、お気軽にスタッフにご相談ください。
カウンセリングでは、患者様の肌を美肌診断機で撮影し、実際の肌の状態を確認した上で適した治療のご提案と医師の診察を行います。水光注射についての詳しい説明を行い、美容成分の選択のアドバイスも行います。
カウンセリングと施術を同日に予約される方が多いですが、カウンセリングのみでもお越しいただけます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
施術の流れ
≪来院≫
予約時間にお越しください。
≪洗顔≫
クレンジングをご用意しています。
清潔状態で施術を行えるよう、メイク・日焼け止め等を落としていただきます。
≪撮影≫
治療の経過がわかるように撮影を行い、肌状態の現状や施術による変化を把握して最適な治療を行います。
≪麻酔≫
注入時の痛みを軽減できるよう、肌に塗布する経皮麻酔を行っています。麻酔が効くまでゆっくりとお過ごしください。
麻酔代は水光注射の料金に含まれています。
≪製剤選択≫
美容薬剤を注入する水光注射の施術では、患者様のお悩みに合った薬剤選びが極めて重要です。
当院では、看護師が患者様の肌状態を確認し、適した薬剤選びができるようご提案させていただいています。PRPの場合は採血の時間を要するため、事前予約をお願いしています。
≪採血※PRPを選択された場合のみ≫
PRP作成のための採血を行います。
≪施術≫
豊富な知識と培った経験をもとに看護師が患者様の肌を見極めて施術を行います。1ショットあたりの注入量や皮膚を吸引する圧などは機械で適切に設定しており、肌に均等に注入することができます。針の深さは美容薬剤の入り方や皮膚の厚みを確認し、適宜調整を行います。不快感や痛みをできるだけ軽減し、安心して受けていただけるよう尽力致します。
≪保湿≫
水光注射後は肌に微細な穴が開いている状態です。
肌のバリアがいつもより弱るこのタイミングだからこそ、贅沢に成長因子やペプチドを含んだマスク(別途料金)の使用をおすすめしています。肌の回復を早め、炎症や小じわの改善効果があります。
自宅では防腐剤や添加物を含まない保湿剤でケアして肌を守りましょう。
当院では患者様の肌の衛生面を考え、普段ご使用のスキンケアやメイク、洗顔は水光注射後12時間以上経ってからを推奨しています。
≪次回予約について≫
次回以降の施術については、担当看護師にお気軽にご相談ください。肌状態や季節に応じて、最適な治療は変わっていきます。水光注射を継続する場合は、1か月(PRPで継続する場合は2~3か月)あけて下さい。
同じ担当者の方が安心という患者様もいらっしゃいます。当院では看護師の指名料金はいただいておりませんので、お気軽にお伝えください。
水光注射後の経過と過ごし方
効果を感じるまでの期間
効果を感じるまでの期間や必要な施術回数は、使用する製剤や肌状態によって異なります。
うるおいやツヤの変化を比較的早く感じる場合もあれば、時間をかけて肌の変化を見ていく製剤もあります。施術直後だけで判断せず、診察時にご案内した時期を目安に経過を確認していきましょう。
ダウンタイム・副作用について
施術後は、赤み、腫れ、痛み、点状の出血、薬剤による小さな膨らみ、内出血などが生じることがあります。発疹や炎症、感染などのリスクもあります。
内出血が生じた場合は、目立たなくなるまで1〜2週間程度かかることがあります。経過には個人差があるため、大切な予定がある方は事前にご相談ください。
症状が強い場合や、長引く・悪化するといった場合は、当院へご連絡ください。
洗顔・スキンケア・メイクについて
当院では、施術後12時間は洗顔・普段のスキンケア・メイクを控えていただくようご案内しています。
施術部位を強くこすらず、再開後は保湿と紫外線対策を心がけてください。詳しいケア方法は、施術後のご案内に沿って行いましょう。
次回の施術について
適した施術間隔や回数は、使用する製剤や肌状態によって異なります。施術後の反応も確認しながら、次回の治療をご提案します。
同じ看護師による施術をご希望の場合は、ご予約時にお伝えください。当院では、看護師の指名料金はいただいておりません。
水光注射を受けられない場合・注意が必要な場合
妊娠中・授乳中の方、施術部位に皮膚炎や感染症がある方、使用成分にアレルギーがある方などは、施術を受けられない場合があります。
持病や服用中のお薬によっても判断が異なります。また、スキンボトックスには、妊娠・避妊に関する注意事項があります。
ご自身で判断せず、カウンセリングや診察の際にご相談ください。
お悩みに合わせて選べる薬剤
リズネ〈LIZNE〉

リズネは、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とする製剤です。肌のハリや弾力、小じわなどのお悩みに対して使用します。
肌状態や施術後の経過を確認しながら、必要な施術回数や間隔をご案内します。
こんなお悩みのある方へ
- 肌のハリや弾力が気になる
- 目元や口元の細かな小じわが気になる
- 肌のキメを整えたい
ジュベルック〈Juvelook〉

ジュベルックは、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を配合した製剤です。コラーゲンの生成を促し、毛穴の開きやニキビ跡の凹凸、ハリ不足などの改善を目指します。
注入後、時間をかけて変化を見ていく治療です。必要な施術回数や間隔は、肌状態に合わせてご提案します。
こんなお悩みのある方へ
- 毛穴の開きが気になる
- ニキビ跡の凹凸を目立ちにくくしたい
- 肌のハリ不足や小じわが気になる
プレステージPRP

プレステージPRPは、ご自身の血液から採取・調整した成分を使用する治療です。当院では、水光注射の機器を用いた注入にも対応しています。
肌のハリや弾力、小じわなどの改善を目指し、時間をかけて経過を確認します。当院では、医療用成長因子などを添加せず、患者様ご自身の血液由来の成分を使用しています。
自己血液由来であっても、注入に伴う腫れや内出血、感染などのリスクはあります。治療の適応は医師が判断します。
こんなお悩みのある方へ
- 肌のハリや弾力の低下が気になる
- 細かな小じわが気になる
- 自己血液由来の成分を使用した治療を検討したい
※施術日に採血を行うため、ご予約時にプレステージPRPをご希望の旨をお伝えください。
スキンボトックス〈マイクロボトックス〉

スキンボトックスは、皮膚の浅い層へボツリヌストキシン製剤を少量ずつ注入する治療です。皮脂やテカリ、毛穴の目立ち、小じわなどのお悩みに合わせて使用します。
当院では、ボトックスビスタとコアトックスを取り扱っています。単独での施術のほか、水光注射に追加するオプションもご用意しています。
こんなお悩みのある方へ
- 皮脂やテカリが気になる
- 化粧崩れが気になる
- 毛穴の目立ちや細かな小じわが気になる
※プレステージPRPに、オプションのボトックスを追加することはできません。
※製剤や注入部位によっては、表情への影響などが生じる場合があります。適応や注意点は診察時にご説明します。
肌状態に合わせた水光注射をご提案します
水光注射は、肌のお悩みや使用する薬剤によって、適した施術間隔や回数が異なります。
当院では、肌状態やご希望を確認し、医師の診察をもとに治療をご提案しています。「どの薬剤を選べばよいかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
取り扱い製剤や料金、施術の詳細は、水光注射の診療ページをご覧ください。
