他院修正｜目の下の窪み・クマ治療

2024年が開けてもうすぐ1ヶ月になります。

今年は年初から北陸地方の地震で大変な幕開けとなりました。

当院にも石川県出身のスタッフがいます。

正月の帰省中に津波警報を聞き、家族と車で高台に避難したそうです。

幸い自宅は無事だったそうですが、被災地の一日も早い復興を望みます。

ところで、昨年頃から【目の下の相談】で来院される患者様が増えています。

「目の下のクマが気になる」という相談は以前からありましたが、それとは別に、他院で治療した後の相談です。

目の下のクマは、解剖学的に眼窩脂肪が下まぶたに出やすい構造をしている人は、若くしても目立つ方もあります。

しかし、一般的には、加齢と共に眼球周囲をクッションの役割で覆っている脂肪が重力によって下垂して、下まぶたの膨らみを作っていることが多いです。

その膨らみを作っている脂肪を手術で除去するわけですが、全部取り除いてしまうと、下まぶたが全体的に窪んでしまいます。

いくら膨らみが取れたとはいえ、全体的に窪んでしまうと非常に不自然になってしまいます。

そこで、「その窪みを何とかして欲しい」という相談が増えているということです。

一番お手軽な治療法は、ヒアルロン酸を注入するということですが、目の周囲の皮膚は、非常に薄いので、適切な位置・深さに適切な量を上手く入れないと、デコボコしたり、かえって不自然な膨らみができてしまうことになります。

注入するという作業は簡単でも、良い結果を出すには数多くの経験と技術が要求される治療です。

ヒアルロン酸製剤は、昔に比べて技術革新が著しく、品質も向上し、1年以上持続するものも出ています。

当院では、1本（1cc）単位でヒアルロン酸製剤を購入いただいています。

目の下への注入量は、ほとんどの場合半分以下で、余ったヒアルロン酸は半年間保管できます。

または、他の部位への注入も可能です。

目の下が全体的に陥凹し、疲れたような印象の目元になっています。

ヒアルロン酸を入れて1週間後ですが、目の下の全体的な窪みが改善されています。

デコボコや不自然な凹凸はありません。

目の下のクマ治療に来られた方ですが、この程度の膨らみであれば手術などしなくてもヒアルロン酸で十分改善できます。

少し局所麻酔をしてからヒアルロン酸を注入します。

麻酔をするのは、ヒアルロン酸注入の痛みを取り除くという目的もありますが、麻酔薬に含まれる血管収縮剤によって血管を細くさせて、内出血のリスクを小さくするという目的もあります。

ヒアルロン酸を入れたことで段差がなくなり、脂肪の膨らみが目立たなくなっています。

目の下のクマ・窪み治療以外のヒアルロン酸治療の症例はこちらをご覧ください。

2024.01.24

ツツイ美容外科院長がお届けしています。

医療法人
ツツイ美容外科院長筒井 康文

国立佐賀大学（旧佐賀医科大学）医学部卒業。名古屋掖済会病院の救命救急の現場で研修後、大手美容外科にて美容外科治療を修得。昭和63年8月、大阪心斎橋に開業。現在、大阪ミナミにある美容外科では1番の老舗。平成23年5月、大丸心斎橋店そばに移転し現在に至る。多くの患者様の診療を通して、見た目の変化により自信を持って前向きに生きる手助けができていることを実感。患者様の心に寄り添い、医療としての美容外科・美容皮膚科を目指します。

医療法人ツツイ美容外科院長筒井 康文