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レーザー脱毛
医療レーザー脱毛の原理
当クリニックでは、使用しているアレキサンドライトレーザー(キャンデラ社製最新型ジェントルレーズ)は755nmという波長の光、またダイオードレーザー(ルミナス社製ライトシェアET)は800nmという波長の光、さらに医療用I2PL(エリプスフレックス)は600nm〜950nmの波長の光をそれぞれ放出します。それらの近赤外線領域の光は、黒い色にのみ吸収されやすい特徴があります。
脱毛機から発せられる光は、毛の中のメラニン色素に選択的に吸収され、ここで熱エネルギーに変換されます。この熱エネルギーが毛根だけでなく毛根の周囲にある毛を発生させるもとになる毛器官(毛乳頭及び毛包幹細胞)を破壊することで、脱毛効果が得られるというのがレーザー脱毛の原理です。
毛周期について
毛には成長期・退行期・休止期といった毛周期があります。
成長期にはメラニンが多く含まれるので、レーザーはこの時期の毛に作用します。
毛は、様々な毛周期の段階が入り混ざっているので、1回の治療では十分に満足のいく脱毛効果は望めません。
脱毛の回数
脱毛回数は少ない場合3回位ですが、通常5〜6回で十分な脱毛効果が得られます。
腕や脚の場合は7回位、男性のヒゲの場合は10回以上かかることもあります。
脱毛の間隔は1〜3ヶ月位を目安にしていただいていますが、個人差があり、
十分に生えそろった段階で再治療することが治療回数を少なくすることにつながると思います。
治療中の毛の変化
多くの場合、脱毛の治療回数が進むにつれて毛の再生する速度が遅くなり、毛も細く薄くなってきます。
当クリニックの3種類の脱毛機の特徴
アレキサンドライトレーザー(キャンデラ社製最新型ジェントルレーズ)
熱いような冷たいような空気でたたかれる感じの痛み(わかり難くてすみません)
ほとんどの場合、麻酔なしで行うことができる程度の痛みです。
処理速度が速い
当院で使用している最新のジェントルレーズは、直径18mmの大型スポットサイズで最高速度1.5Hz、つまり2秒間に3発のスピードで処理することができます。一昔前の古いタイプのジェントルレーズは最高速度1Hz(1秒間に1発)でした。 またグレードの低いタイプでは、スポットサイズが直径15mmとか12mmのものもあります。現在当院では、最新型のジェントルレーズを2台使用して治療を行っています。
2台のジェントルレーズ
(アレキサンドライトレーザー)
やけどや色素沈着の危険性が少ない
ジェントルレーズにはDCD(Dynamic Cooling Device)という優れた冷却システムを備えており、レーザー照射直前に皮膚の表面のみ20/1000秒という一瞬の間に−21℃まで冷却して皮膚をやけどから守ります。 治療後は、毛包部に良い反応として発赤が生じます。また時に浮腫をも伴うこともありますが、ほとんどの場合1〜2日で消退していきます。
脱毛効果以外に薄いシミ・ソバカス・くすみなどがマイルドに改善し、美白効果が期待できます。また、毛包内のニキビ菌を殺菌することで毛に起因するニキビの改善も促進されます。さらに、熱エネルギーが皮膚内で起こす軽い炎症が繊維芽細胞を活性化し、コラーゲン産生が促進されて肌の内側からキメやハリを改善していきます。
常に清潔な状態で照射を行っています。
ジェントルレーズは、ジェルを塗るタイプのレーザー機ではなく、直接肌に照射口を密着させません。ディスタンスゲージというプラスティック製の器具がレーザー機と肌の間に入ります。当院では、VラインやIライン専用のディスタンスゲージと顔専用とさらにその他の部位用のディスタンスゲージを使い分けています。 また、一人一人、照射後は別のディスタンスゲージを使用しています。 使用後のディスタンスゲージは、アルコール消毒と紫外線殺菌を行っていますので、いつも清潔な状態で脱毛治療を行うことができます。
(上)ディスタンスゲージ左より12mm.15mm.18mm
(下)装着された状態
ダイオードレーザー(ルミナス社製ライトシェアET)
針で刺される感じの痛みに近いかもしれません
アレキサンドライト同様、麻酔なしで耐えられる痛みです。
ダイオードレーザー(ルミナス社製ライトシェアET)
処理速度は遅い
最高照射速度は2Hz(1秒間に2発)とアレキサンドライトの1.5Hz(2秒間に3発)より早いのですが、スポットサイズが9×9mmと小さく、ジェルを塗ったり照射面に付着する毛を拭いたり手間がかかります。また1ショット毎、しっかり押さえ付けながら丁寧に照射しないと脱毛効果が十分得られないばかりか、照射面が皮膚から少しでも離れると火傷をおこしてしまいます。2Hzでの照射はよほど慣れないと難しいように思います。
火傷をおこす危険性が少ない
ライトシェアはジェントルレーズのように冷却ガスの噴射型冷却システムではなく、循環冷媒で冷却された照射面を皮膚に接触させながら5℃まで冷却するので、照射前、照射中、照射直後まで、皮膚表面は低温に保たれ、高出力を出しても火傷の危険性は少ないです。
治療直後は、毛包部を中心に発赤が生じます。これがないと脱毛効果が期待できません。時に浮腫を生じることもありますが、数日で消えることが多いです。
軟毛(産毛)に対して効果的
脱毛の治療が進んでくると毛が細くなってきますが、軟毛は普通の条件設定では、なかなか治療できません。パルス幅(照射時間)を小さくして、出力をかなり高くする必要があります。ライトシェアは最大60J/cuまで出力を上げられる点が、他の脱毛機と異なります。
肌に接する照射口は消毒して清潔に
ダイオードレーザーは、照射口が直接肌に触れるため、使用前と使用後には、照射口をグルタルアルデヒドで消毒して清潔に保っています。
ライトシェアETの9x9mmの照射口
医療用I
2
PL(エリプスフレックス)
熱い感じの痛みですが、麻酔なしで耐えられる痛みです。
処理速度は速い
照射速度は1Hz(1秒間に1発)で速くはありませんが、スポットサイズが10×48mmと非常に大きく、ジェントルレーズの最大スポットサイズの約2倍、ライトシェアETの約6倍の面積があります。ジェルを塗布したり、拭き取ったりする手間や、ライトシェア同様、押さえ付けながら照射することを考慮すると、ジェントルレーズよりは、多少時間がかかりますが、ライトシェアET(ダイオード)よりははるかに早いです。
火傷をおこしにくい
I
2
PLは、1回の照射で、薄い毛の場合3パルスまで、濃い毛の場合7パルスまでパルス数が選択できます。各パルス間の間隔やパルス幅も自由に設定できます。1回の照射で発せられる同じエネルギーでも複数のパルスに分けることで、パルス間では毛包を高温に保持しながら、表皮と毛包の熱緩和時間の差を利用して、パルス間隔を調整することで、表皮を冷却することができます。
I
2
PLは、パルスに自由な設定を持たせることで、冷却システムがなくても表皮を火傷させることなく毛包のみに高温を発生させ破壊することが可能なのです。
I
2
PLは本来フォト治療として美肌目的のために開発されたものです。
脱毛用レーザー同様、黒い色に吸収されやすい近赤外線領域の波長の光を出すため、毛根内のメラニンに吸収されて、そこで熱エネルギーに変換され毛包を破壊し、脱毛効果が得られます。 脱毛効果だけでなく、本来の機能である美肌効果も期待できます。
アプリケーターの消毒
I
2
PLには美肌用のアプリケーター(PR及びVL-2)と脱毛用アプリケーターがあります。アプリケーターの照射面は、治療前と治療後には、グルタルアルデヒドで消毒して清潔に保っています。
(左) I
2
PL(エリプスフレックス)、
(右)左から脱毛用アプリケーター、
美肌用アプリケーターPR
レーザー脱毛ができない方
日焼けをしている場合には、色がさめるまで治療を延期します。
皮膚感染、単純ヘルペス、自己免疫疾患の方は避けて下さい。
妊娠している方も避けて下さい。
脱毛の前処理
治療当日または前日までに毛の処理をしてください。(背中など御自身でできない部分は当院で行います)ここで注意していただきたいことは、決して毛抜きやワックスなどで処理をしないで下さい。レーザー脱毛は皮下に毛が十分存在している必要があるからです。
治療期間中の注意
日焼けをしないように注意して下さい。
服装は、治療部位が紫外線にあたらないような服装で来院して下さい。
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