わきがの原因は、アポクリン腺という汗腺から出た汗が、毛穴から皮膚表面に流れ出た後、皮膚表面にいる雑菌に分解されて臭いが出ます。

治療法は、手術で行う方法とボトックス注射で一時的に臭いや汗を抑える方法があります。
シェーバー法(クラドラカットシェーバーシステム)
直径4mmの筒を脇の切開傷より挿入して内管を高速回転させながら、アポクリン腺や皮脂腺を削除・吸引・排出する方法です。
直接目で確認しながらの切除ではないため、アポクリン腺の多少の取り残しはあるかもしれませんが、わきがでない人(正常人)よりもはるかに少ない状態になります。
メリットは、傷が4mmと小さいことと、傷の治りが切開法より早く術後の腕の運動制限が切開法より少ないことです。また、術後、皮下組織に皮膚をしっかりと固定することで、皮膚が壊死を起こすことはほとんどありません。
手術方法
麻酔
脇の毛の生えている範囲に局所麻酔をします。
切開
脇の毛の生えている範囲より1cm程外側に約4mmの切開を加えます。
削除
切開口より直径4mmの管を入れてアポクリン腺を削除・吸引します。
固定
薄くなった皮膚を皮下組織にしっかり生着させるために20ヶ所程糸で固定します。
ドレーン
内出血の予防のために、排液用のやわらかい管を入れますが、ほとんど出血はみられません。
ガーゼ
圧迫ガーゼの上からテープで圧迫固定して終了します。1週間後の抜糸までガーゼの圧迫固定は行います。
手術後の経過および注意事項
手術時間 |
手術時間は約90分です。 |
|---|---|
手術中の痛み |
局所麻酔による痛みが多少ありますが、手術中は痛みはありません。 |
手術後の痛み |
術後1~2時間すると麻酔がきれてくると鈍痛が生じますが、痛み止めで治まる程度です。 |
出血 |
手術ではアポクリン腺を削除した後の空洞をしっかり塞ぐために、皮膚と皮下組織とを20ヶ所程糸で固定します。そのためほとんど出血はありません。 |
傷 |
脇に4ミリ程の傷ができますが数カ月~半年で目立たなくなっていきます。 |
入浴 |
翌日より下半身は短時間湯船につかれますが、脇の傷は濡らさないように注意が必要です。 |
運動制限 |
手関節や肘関節は動かせますので、字を書いたり炊事等はできます。 |
ドレーン抜去 |
手術後翌日にドレーン(排液用のやわらかい管)を抜去しに来院していただきます。 |
抜糸 |
1週間後に固定の糸と傷口の糸を抜糸します。 |
切開法
切開して直視下でアポクリン腺を切除する方法です。直接、目でアポクリン腺を確認しながら切除できるため、アポクリン腺の取り残しがほとんどない点がメリットです。しかし、傷が3~5cmと大きく、術後の傷の治りにも時間がかかったり、腕を安静にしている期間が長くなる傾向があります。また、皮膚が壊死を起こすリスクも高くなります。
ボトックス注射
シワを取るボトックス注射ですが、ワキガの原因であるアポクリン汗腺の働きを低下させ、汗やワキガ臭を少なくすることができます。詳細はこちらのプチ整形(種類及び施術:ボトックス注射)をご覧ください。











