ボトックス注入の治療を受けるには?

ボトックス注入治療

「ボトックス注入」の治療は、表情を変化させたときに目立つしわの改善や、ほほ・エラのふくらみの改善、ワキガ・多汗症の改善に効果的な治療法。美容外科などの医療機関で治療を受けることができます。
ただし、「ボトックス治療を受けたい」と思って病院へ行っても、しわ、ほほ・エラのふくらみ、ワキガ・多汗症の治療法はボトックス注入以外にもあるので、医師の判断やカウンセリングによって、ボトックス治療とは異なる方法になることも考えられます。自身の悩みをどのように解決していくか、医師の意見を聞きながら、ベストな方法を選ぶようにしましょう。
カウンセリングによってボトックス注入が効果的と判断されれば、ボトックス注入の治療が可能となります。疑問点や不安があれば、カウンセリング時にしっかり質問しておきましょう。

※ボトックス注入は保険適用外。自由診療となっています。

BOTOX VISTA

アラガンジャパン社製の「ボトックスビスタ」

カウンセリング時には、肌やしわ等の状態をチェック。治療箇所の確認を行い、左右に差ができないよう計算をして位置・注入量を決定します。使用されるのは、アラガンジャパン社製の「ボトックスビスタ」。国内で唯一厚生労働省が認可している薬剤です(これ以外のボトックスは無認可なので要注意)。
アラガンジャパン社製の「ボトックスビスタ」は国内供給の製品で、工場から医療機関に納品されるまで、温度変化や半解凍・再冷凍の危険がない状態で供給される最高級品質のボトックスです。近年は安価なボトックスが出回っているそうなので、治療を受ける際にアラガンジャパン社製のものが使用されるか、念のため確認しておきましょう。

ボトックスの施術

ボトックス注入は、施術時に痛みを伴います。そのため、施術を行う前には注入部位の冷却を行います。冷却には痛みを軽減させるためだけでなく、血管を収縮させて内出血を減らす意味もあります。痛みをより軽減させたい場合は、テープ麻酔を利用することも可能です。
施術は、シワにあわせてボトックスを注入していきます。施術時間は10分~15分程度で、注入後は軟膏を塗布し、アイスパックで15分程度冷却を行います。ダウンタイムはなく、当日もメイクをして帰宅できます。ただし、注入部位の針穴が赤くなったり、内出血が起こったりすることがあります。針穴の赤みは数日~1週間程度、内出血は2週間程度で消失します。
ボトックス注入の効果は、薬剤の違いや個人によって差がありますが、数日後から効果が表れ、3カ月~6カ月程度の持続が期待できます。効果が無くなってきた頃にボトックス注入を行うことで、良い肌の状態をキープすることが可能になります。